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2024年5月 1日 (水)

子育てを障害の社会モデルで考えてみる

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

昨日のニュースに「子持ち様分断」という言葉がありました。「子持ち様」とは、育児を理由に仕事を切り上げたり育休を取る社員を揶揄した言葉で、「分断」はそれを非難する傾向です。

弊社では、(男女の)育休取得推奨や時短勤務、時差出勤等の子育て支援のハード面整備を行って来ましたが、真の「子持ち様分断」排除には「障害の社会モデル」が参考になると考えています。

「障害の社会モデル」とは、「障害」は個人の心身機能の障害と社会的障壁の相互作用によって創り出されているものであり、社会的障壁を取り除くのは社会の責務である、とする考え方です。

この考え方は、所謂「障害」以外、例えば子育てその他なんらかの要因で仕事への参加が制約される場合全てに当てはまります。つまりそれらの問題は全て個人的要因だけでなく、組織の問題でもあると考えるべきです。

これの十分な実現には、雇用契約や労働法制に手を入れる必要がありますが、マネジメント手法や役割分担の見直しなどすぐにできることから着手すべきではないでしょうか・・。

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