« 対等を守る文化 | トップページ | 「今が最高」はあり得ない »

2024年2月15日 (木)

急に変えないで

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

「○○くん」と呼ばれていた人から「○○さん」と呼ばれるようになったときに感じる違和感は、距離感だけではありません。

例えばこんな話。
ある方が子供のころご両親をパパ、ママと呼んでいたのですが、ある日小学校の担任教師がクラス全員に「親を何と呼んでいるか」と聞いたそうです。大昔の田舎のことでパパ、ママはその方一人だったそうです!

級友からは「パパ、ママだって」と笑われるので、その方はその日から「お父さん、お母さん」に改めることにし、両親にも宣言したそうです。

それで困ったのは弟です。彼もパパ、ママと呼んでいたのですが、兄がお父さん、お母さんと呼び始めたため、自分もそうしなければと思ったようです。しかし、パパママをすぐにお父さんお母さんに変えることができず、しばらくはなんとも呼べなくなってしまったそうです。

これは単に、習慣的に行ってきたことを急に「変えさせられる」ことには抵抗を感じる、という一般的な問題であり、弟が親を再び呼べるようにするにはどうしたら良いか、という課題を与えてくれる良い事例だと思います。

| |

« 対等を守る文化 | トップページ | 「今が最高」はあり得ない »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 対等を守る文化 | トップページ | 「今が最高」はあり得ない »