対等思考の先達
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
「対等」という価値は、「権力格差」で見た上下関係だけでなく、男性と女性の関係でも同様に意味を持ちます。男女が対等であることは現代社会では当然の大前提ですが、現実にはまだまだ対等に扱われていないのはご承知の通りで、さらに単純な性別ではなく、「ジェンダー」という概念で課題化されています。
自分には男女差別の意識なんてないよという方も、無意識に男女差別を行っていることは少なくありません。例えば男性に対してだけ「クン」づけで呼ぶ(女性は「さん」)などもそうです。
さて、世の中に「対等」という価値観が浸透していないからこそ、これを強調しなければならないわけですが、100年以上前にこのことを主張していた方がいます。
書籍「嫌われる勇気」をきっかけに日本でも広く知られるようになった心理学の泰斗アルフレッド・アドラーです。
アドラーは「あらゆる対人関係は『縦』ではなく『横』の関係にあり、人と人とは対等である」「一緒に仲良く暮らしたいのであれば、互いを対等の人格として扱わなければならない」と主張していました(※)。
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