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2024年2月 5日 (月)

権力格差 その4

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

これまで見てきたように、日常の言葉遣いの端々にその方のものの考え方や姿勢が現れます。敬称の付け方や挨拶の仕方が権力格差の受容度合いやホスピタリティマインドを端的に表しています。それは案外自分でも意識していないことであったりします(問題意識がないからこそ言葉遣いに無頓着なわけですが)。

無意識の言葉遣いでもそれを修正することに対する抵抗感が強ければ、言葉が象徴している「思想」が強く身に付いている(染み付いている)と言えます。

ところで権力格差の存在する「上下関係」は、学校や家庭や職場だけに存在するものではありません。所謂「お客さま」との間(サービスや商品を売る側と買う側、お金を払う側と受け取る側)の関係にも存在します(昨年11月21日の本欄「お客様は神様じゃない」)。

顧客との権力格差の受容の程度も言葉遣いに現れます。例えば来客に対して「こんにちは」と挨拶することに抵抗があるかどうか、逆に自分が客の立場のときにお店の方に「こんにちは」と言われることに抵抗を感じる(不快に思う)かどうか、などです。

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