敬称が気になる
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
かつて私は所謂「目下」(部下、後輩、年少者)の方に対しては無頓着に「〇〇くん」と呼んでいました(場合によっては呼び捨て)。
しかし、マナーやホスピタリティのあり方をより深く考えるようになると、まず他人の、次いで自分の敬称の使い方が気になるようになりました。
遅まきながら「この人に対して『〇〇くん』と呼ぶのは礼儀として如何なものか」と考えることができるようになったわけです。
さらに人から、「✕✕さんから『◯◯くん』と呼ばれるのは違和感がある」と相談されることがあるなど、礼儀としての敬称の持つ意義を考える機会が増えました。
さらに、イノベーション実現のために多様性が重要であることや、その阻害要素としての権力格差や差別を意識するようになると、敬称を権力格差意識や差別意識の象徴としても捉えるようになりました(この点は先日書いた通りです)。
こうして敬称の機能(①礼を尽くす、②権力格差や差別の是正=人と人とは対等であることの浸透)を見出し、さらに③距離感の作出という機能を必然的に伴うことにも気がついた訳です。
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