権力格差
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
私が「対等」を重視し、さらにそれが一般的にはあまり重要視されていないと感じていることは、ここでも何度も書いているのでお気づきの方も多いと思います。
「対等」は「多様性の尊重」に不可欠の要素であり、私達が生き残っていく(深化・探索)ために極めて重要な価値です。
それを測る尺度として「権力格差」という基準があります。
これは、オランダの社会心理学者ヘールト・ホフステード博士が考案した、人の価値観の文化による異同の基準「国民文化の6次元モデル」の中の一つの「次元」(基準)です。
権力格差とは「それぞれの国の制度や組織において、権力の弱い成員が、権力が不平等に分布している状態を予測し、受け入れている程度」。「権力の弱い成員」とは、子供(家庭)、生徒(学校)、部下(組織)など。こういった人たちが、親、教師、上司など、権力を持っている人たちとの間に横たわる不平等、距離を、どう受け止めているか、が権力格差指数として示されます(※)。
この指数の高低に応じてどう対応すれば成功するかがこのフレームワークの趣旨です。
つづく
※The Culture Factor https://hofstede.jp/intercultural-management/#hofstede_model
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