年齢による差別
(今朝のFLC&S社内ブログ「ニュース共有」より)
一昨日、「若年者と年長者も『人として』対等だ」と言いましたが、その点をもう少しご説明します。
弊社が重視する「価値」の一つに「多様性(の尊重)」があります。「年齢」もその多様性を尊重すべき対象の一つです。「尊重する」とは「いかなる年齢の方にも同等に接する」ということです。
ですから、年齢によって呼びかける際の敬称を変え、同等に接しないのは、年齢の多様性を尊重していない、つまり年齢による差別です。
もう一つ例を挙げます。弊社では、「お疲れ様」はねぎらいの言葉であり挨拶の言葉としては使わず、挨拶は「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」などを使うことがルールになっています。
ただ、「こんにちは」「こんばんは」は年長者や上役に対して使いにくいようです(代わりに丁寧な「お疲れ様です」を使いたがる)。
しかし、これは実は立派に年齢や役職による差別(逆差別)と言えるのです(※)。
日本人に浸透して来た長幼の序などの儒教的道徳観は尊重すべきものが多いですが、そこに潜む非合理性にも目を向けて欲しいと思います。
※ ここでは年齢についてのみ説明しましたが、役職についても同じです。役職の上下はあくまでも「役割」の違いであり、人としては対等ですから、役職の上下で呼びかける際の敬称や挨拶の言葉を変えるのは差別です。
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