「才能」にもバイアス
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
弊社では全社員がクリフトンストレングステストを受け、自分の「才能」(上位の資質、「自然に繰り返される思考、感情または行動のパターン」ドン・クリフトン)を把握、共有します。
これは、自分の「才能」に気づき、それを伸ばし、強みに変える、即ち各人の成長を助けるためのものなのですが、面白いと思うのは、多くの方が自分の下位の資質を知りたがるということです。
特に日本人は自分の不得意なところを気にし過ぎるようです。しかし、それが行き過ぎると自分の成長を妨げることになります。
他人と比較することで、ある資質が下位だという事実にとらわれすぎて、それにだけ注意がむけられ、上位の資質を伸ばすことに意識が向かなくなってしまうのです。これは一種の「認知バイアス」です。
成長するためには、このバイアスを逆にかける、即ち上位資質(「才能」)にだけ注意を向け、下位の資質については基本的に気にしないようにすることが重要です。
下位の資質を強化しようとするよりも、上位の資質をより伸ばすことの方が効果が大きいからです。
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