ゆでがえる
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
楽しいだけでは人も組織も人間関係も成長しないという話をしましたが、一方で、人生は楽しければ良い、苦しい思いはしたくない(成長しなくてもかまわない)という生き方もあります。人それぞれですからそういう生き方を否定するつもりはありません。
しかし、少し考えればわかることですが、そういった生き方でも歴とした目的(それがたとえ享楽的な楽しさを味わうことであったとしても)を持った生き方なのです。そして、その目的を達成するためには楽しくない思いをしなければならないこともあることでしょう。
むしろ問題なのは、そういった目的も問題意識もなく漫然と生きることです。そういう生き方をしていますと、世の中が変化していたとしても、それに気づくことができず、ある日突然世の中から否定される日がやって来ないとも限りません。
そういう状態を「ゆでがえる」と言います。急に熱せられると気づきますが、少しずつ温度を上げられると気づかないことの例えです。
私達は個人としても、組織としても「ゆでがえる」にならないように気をつけなければなりません。
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