対話の効果
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
気を引き締めて(笑)、話題を戻します。
「対話」の要素の6番目、7番目は、要件ではなく効果です。6番目は「自分を疑い、他者に気づく」(213頁)、7番目は「共通理解」(218頁)です。
6番目の「自分を疑い・・・」に関しては以前に書きましたので(※)詳細は省きますが、「これが『逆』になりがち」なのはみなさんも納得ではないでしょうか」。
つまり、相手の考えを疑って、自分の話を尊重してしまうのです。
7番目の「共通理解」には、「対話」の意義が集約されていると言っても良いでしょう。
物事を決めるのに手っ取り早い方法としては「多数決」がありますが、これで決めてしまう(「対話」を省く)と、この「共通理解」が生まれる余地がありませんから、あとあと様々な問題を引き起こします。
ただし、対話によってすぐに共通理解が生まれるとは限りません。一度だけでは終わらない場合も、また、時間がかかる場合もあります。これを中原教授は漢方薬に例えています。そして、相互の違いを表出する結果、分かり合えなさだけが残る場合もあるのです。
※「対話」で己を疑う
http://hap.air-nifty.com/phytoncid/2023/07/post-6e3214.html
| 固定リンク | 0
コメント