決め方を決める
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
「決断(議論)のルールの最後は「『どのように決めるか』を決める」です(274頁)。
「どのように」について、中原教授は次の5つの決め方を紹介しています。
1 全員で合意する
2 多数決
3 多段階での多数決
4 スコアで決める
5 評価で決める
「1」が最も理想的ですが、「全員が議論を尽くし」「意見が一つに収束するまで徹底的に話し続ける」ので、時間がかかり、全ての議題について用いることは難しいでしょう。
「2」は「世の中で最も多く用いられている、一番安易な決め方」ですが、問題は前述しました。
「3」は、例えば多数決で、最多得票のものが過半数に達していない場合、1位と2位の選択肢にしぼり、決戦投票を行う、などです。単純な多数決に比べて、「より多くの人が納得いく結果」になります。
「4」は、例えば、1位に3点、2位に2点、3位に1点をつけることとし、その合計点数で順位を出します。
「5」は、例えば、評価基準を予め複数つくっておき、それぞれの基準について5段階評価をおこない、合計点が一番高い候補を1位とするものです。
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