デメリットを見る
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
決断(議論)には5つのルールがあります(256頁)。
1つ目は、「メリット・デメリットを議論して明らかにすること」です。
これも当たり前のように思えて、実は(話し合いの場面に限らず)なんらかの提案についてのデメリットをきちんと把握出来ていないことは多いものです。
話を分かりやすくするために人材採用に例えて説明しましょう。求職者(提案者)は履歴書(提案書)に当然「良いこと」(メリット)しか書きませんし、面接者(決定権者)も「メリット」だけを見て「採用したい」という気持ちになると、敢えてその方(提案)の「悪いこと」(デメリット)を探そうとしなくなり勝ちですす。
しかし、どんなに素晴らしい方(アイデア)でも「デメリット」はあります。採否にも、採用後のマネジメント(運用)にも影響します。
そこで、面接時(検討時)の質問を工夫するなどの対策を講じますが、拮抗する複数の候補を用意するという対策も有効です。A、B2人の候補(2つの案)があれば、それぞれのメリット・デメリットを明らかにして比べやすいからです。
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