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2023年4月30日 (日)

Valueの見直し

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

基本理念中、「Value ~価値観/行動指針~」を「Value ~価値:FLC&Sが大切にするもの~」とします。そして「社員と会社の約束」を「価値とマインドセット」に置き換えます。

「Value ~価値:FLC&Sが大切にするもの~」

あなたは今、幸せですか?
あなたはこの質問に「はい」と答えなければなりません。

あなたの幸せの度合いはどれくらいですか?
あなたはこの質問に対して最高度に幸せだと答えなければなりません。

つまりあなたには幸せになる義務があるということです。
この義務は、あなたが今そこに「在る」ということから当然に課される義務です。
あなたが今そこに在るのは、あなた自身の意志でも力でもなく、あなた自身を超える存在があなたをそこに在らしめているからです。
ですからあなたはそれに対して、最大限・最高度の在り方をすることで答えなければなりません。即ちあなたは幸せにならなければならないのです。幸せになる義務があるのです。

もしあなたが(最高度に)幸せだと答えられない場合にはどうすればよいのでしょうか。

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2023年4月29日 (土)

システムと価値

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

「価値」と「マインドセット」を企業理念に正式に反映(法人サイトと社内ポータル)させるための再検討も一段落しましたので、改めてここまでの本欄の記載を振り返ってみました。随分迷いや紆余曲折がありお恥ずかしい限りですが、概ねまとまってきたと思います(今後も変更はあると思いますが)。

そして大きな位置付けの点では、やはり「システム」との関係を示したいと感じました。今後の劇的な環境変化に対応し、最低限生き残るために、そして、さらに飛躍をとげるためには、私達の存在意義の本質である「システム」について、メンバー個々人が下記のことを理解することが不可欠だと思うからです(「システム」の意義は元旦の本欄に。※)。

1 「システム」が提供する3つの利点(安全、確実、便利)そのものが価値であること。
2 「集団」を「システム」に変貌させるために求められる価値があること。
3 「システム」は社会的価値も当然生み出すものであること。
4 「システム」は幸せな(個人的価値を体現する)構成員によってこそ生み出されるものであること。


システムイノベーターとしての覚醒

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2023年4月28日 (金)

幸福と生産性

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

「ホスピタリティ意識」の具体例を、昨年12月16日の本欄に10個挙げてありますが(※1)、最も重要なのは「他者の視点・基準で考えることができる」ことだと思います。

そしてそれもつまるところは「幸せになる」「人を幸せにする」という考え方から自然に生まれてくるものだと思います。

次の「生産性意識」の具体例も、同じく12月20日の本欄に12個挙げています(※2)。後に「個人的マインドセット」として挙げた「時間意識」はここにも位置づけて良いと思います。そして時間意識は個人的価値(幸福)の内容である「楽しさ」を実現するものでもあると考えています。

つまり、仕事を楽しむことは生産性を向上させることにもつながるということです。

実はこれは近年研究が盛んな「ポジティブ心理学」の研究結果からも明らかなことなのだそうです。仕事を楽しむ→幸福感→活気ある職場→高生産性という関係が実証されているとのことです。


そしてこれを物理的データで裏付けたのが一昨日ご紹介した日立の矢野和男さんのウエアラブルセンサーによる検証です。


※1ルールによるマインドセット習得 9 
※2ルールによるマインドセット習得 13 

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2023年4月27日 (木)

革新・創造的意識

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

「 革新・創造」のためのマインドセット、即ち「革新・創造的意識」の具体的内容については以前に書きました(※)。

☆常に変化を捉えていたい。
☆革新的(Innovative)で創造的(Creative)な仕事をしたい。
☆他人の言う事や既成概念に縛られることはない。
☆独自の発想をするのが好きだ。
☆正しいかどうかで判断したい。

これを書いたとき(昨年12月9日)には「正しさ」を価値としてとらえておりませんでしたので(「正しさ」を価値に「昇格」させたのは2月5日)、「正しいかどうかを判断基準とする」を「革新・創造」のためのマインドセットとして位置づけていました。

しかし、(これもどこかで書いたような気がしますが)「正しさ」は必ずしも「革新・創造」によってのみ実現されるものではありませんし、革新・創造の結果生み出されたものが必ずしも正しいとは限りません。従ってこれらを「価値」として並列的に位置づけることにしました。

さらに「法的思考」(これまでは「組織人的マインドセット」)をここに位置づけたいと思います。

※1 ルールによるマインドセット習得 2 
※2 「正しさ」は「価値」へ 

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2023年4月26日 (水)

正しさの尊重

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

「正しさ」という価値を実現するためのマインドセットが「正しさの尊重」です。

「正しさとは、社会全体の可能な限り広い範囲にわたり、長期的な観点で人々を幸せに出来ることである」と定義づけました(※)。

FLC&Sのメンバーには自分が幸せ(幸福)になる義務、そして人を幸せにする義務があります。この幸せを自分や家族や仲間内だけのことではなく、より広い範囲にわたり、より長期に実現できることが、「正しさ」だということになります。

ものごとの判断基準の一つに、これを据えるのが「正しさの尊重」であり、正しさを実現するためのマインドセットです。

ところで「幸せ」は主観的で抽象的な概念のように思えますが、人の幸せの度合は客観的に計測できます。さまざまな研究がなされていますが、幸せの因子を見出して、それを質問紙を用いて段階づけて測定するというのが基本的な方法です。

それをさらに客観化したのが、日立製作所の研究者が開発したウエアラブルセンサを用いた方法です。詳細は「データの見えざる手」(矢野和男、草思社文庫)をご参照ください。

 

新しい価値の創り方 7 正しさ 

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2023年4月25日 (火)

多様性の尊重

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

「多様性の尊重」という価値に貢献するマインドセットについて。

多様性とは、一つのグループや集団内に異なる人々や物事が存在することを指します。異なる人々には、人種、民族、文化、言語、性別、性的指向、宗教、能力、経験、思考、価値観、興味、趣味などの要素が含まれます。異なる物事には、アイデア、思考、方法、アプローチ、戦略、解決策などが含まれます。

多様性は、人間社会において自然な状態であり、それぞれの個性があってこそ、社会全体が豊かになり、発展していくことができます。多様性によって、新しいアイデアや解決策が生まれ、進歩や発展が促進されることがあります。また、多様性によって、異なる人々との交流やコミュニケーションが増え、お互いの視野が広がり、相互理解が深まることがあります。

しかし、重要なのは多様性の尊重です。寛容であることです。非寛容からは人種差別や性差別、偏見や差別的な言動が生まれます。そのため、多様性を尊重するというマインドセットをが必要であり、お互いの違いを受け入れ、寛容な社会を築くことが必要です。

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2023年4月24日 (月)

まず今の道具で

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

取引情報のデジタル化が実現してもそれを扱う私達の手続きや作業(授受・選択・加工・提供)がそれを活かせるものでなければ、登記手続全体の効率化・合理化は実現できません。

そこで、私達の行う手続きや作業もデジタル化が図られますが、気を付けなければならないのはその位置づけです。

これまで人類は情報の伝達や共有について、対面での個人的やりとり(共有)から郵便制度、電話、ファクス、メール、クラウドへと、新しい道具やしくみを創出し、効率化・合理化すなわち情報のより高速な共有を実現してきました。

この歴史の中で、効率化・合理化という目的を実現するための道具として利用されたのが、アナログなものを他のものに置き換える手段、即ち「デジタル化」です。

つまり、デジタル化は目的ではなく道具に過ぎないのです。

従って、非効率・不合理なものの改革を試みるときは、新しい道具(デジタル技術)を使うことを考える前に、今の道具(アナログ技術)でそれを改善する方法をまず考えるべきです。そうでないと、目的を見失い、方向を誤る恐れがあります。

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2023年4月23日 (日)

デジタル化の準備

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

登記専門のシステムにせよ文章生成AIにせよ、登記手続きに活用して圧倒的な効率性を発揮させることは簡単にできるはずなのですが、現在のところそれはできていません。

なぜでしょうか?

それは、それらが一連のアナログな手続きの流れの一部を代替するという位置づけしか与えられていないからです。

例えば、不動産の売買とそれを登記する手続きでは、売買契約の内容や当事者に関する情報は、売買契約書、住民票、固定資産評価証明書などアナログな情報をアナログな方法(人の手による授受、選択、打ち込み)でシステムに提供しています。

しかし、これら一連の情報がデジタル化されれば登記の申請手続きは革命的な変化を起こすことができます。そしてこれは今や時間の問題となっています。

そこで私達がやるべきことは、これらの情報のデジタル化が実現したときに、これまでのアナログ作業(授受・選択・提供)のデジタル化を準備しておくことです。

これは、登記専門システムの改良か、文章生成AIに学習させるかのいずれかの方法によることになるのでしょう。

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2023年4月22日 (土)

書類作成システムの進化

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

昨日のChatGPTが作成した登記申請書をご覧になってどう感じましたか?「やっぱりまだまだ使えないな」ですか?それとも「これだけ書ければたいしたものだ」でしょうか。あるいは「自分たちの仕事が奪われるかも!」でしょうか。

FLC&Sでは、申請書他の書類の作成を助けるツールとして市販(L社)の登記関連書類作成支援システムを使用しています。これを使えば登記についての深い知識がなくても登記申請に必要な書類を作成することができますが、契約書その他関連資料のどの項目が必要かというような、一定の前提知識は必要です。

昨日のChatGPTに対しても、関連資料から必要事項を抜粋して与えているわけで、前提知識のある人間の関与が必要です。

いずれの場合も、この必要となる前提知識を減らすことが次の段階、つまりシステムの進化です。例えば関連資料から必要事項を読み取る機能を与える(自ら獲得する)ということです。

AIによればこれを学習するのは造作もないことだと思いますが、前提として「関連資料」のデジタル化が必要です。

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2023年4月21日 (金)

Chat GPTで登記申請書作成

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

売主 東京都千代田区一番町一番地 鈴木一郎
買主 東京都千代田区神田神保町3丁目25番地 佐藤二郎
不動産 東京都豊島区南池袋2丁目45番地 宅地 500.00㎡
不動産の固定資産税評価額 50憶円
登録免許税 固定資産税評価額の2%
登記原因 令和5年4月1日売買
上記取引について不動産登記を申請する場合の申請書を作成してください。

と入力すると、瞬時に下記が返ってきました。

申請書は次のようになります。
登記事項証明申請書
登記原因:売買
日付:令和5年4月1日
売主
住所:東京都千代田区一番町一番地
氏名:鈴木一郎
買主
住所:東京都千代田区神田神保町3丁目25番地
氏名:佐藤二郎
不動産
住所:東京都豊島区南池袋2丁目45番地
種類:宅地
面積:500.00㎡
評価額:50億円
登録免許税額:1億円(固定資産税評価額の2%)
以上をもって、所有権移転登記を申請いたします。

※登記申請書を作成してもらうことはできるかと聞いた際には「文章生成AIであり、登記申請書を作成することはできません」との回答が返ってきた。

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2023年4月20日 (木)

持続可能性の尊重

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

続いて「持続可能性」に貢献するためのマインドセットです。

「持続可能性」とは地球上の資源や生態系を守り、社会的な不平等を是正し、経済成長を促進しつつ、将来世代に対する責任を果たすことです。FLC&Sのメンバーはこれを尊重し、貢献するという意識を常に持っていることが必要です。

具体的には、環境への配慮、即ち自然を大切にする気持ちや、循環型思考、即ち資源の有限性や廃棄物の問題を解決するために、リサイクルや再利用、修理などを促進し、廃棄物を最小限に抑える意識をもつことです。

また、人々に対する共感の心や多様性への理解が必要です。他者の立場に立って物事を考え、自分が置かれた場合にどのような行動をとるかを考えることが大切です。人々が異なる背景や文化を持っていることを理解し、他者の文化や価値観を尊重する姿勢が求められます。

さらに、誰にでもチャンスや機会を平等に提供するという公正さや、共同で問題を解決するために、コミュニティやグループの意識を持つこと、また、将来世代にも引き継ぐという長期的な視野も必要です。

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2023年4月19日 (水)

登記事故と不動産事故

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

「(登記事故以前の)不動産事故」と書いたように、司法書士が認識している「事故」は「登記事故」であり「不動産事故」よりも狭い概念です。

もちろんみなさんは日常業務の中で「登記事故」だけではなく「不動産事故」も含めた広い危険の回避を意識していますが、両者の違いを明確に認識しているわけではありません。

事故が防止できれば良く、両者の区別は重要ではないと思われるかも知れませんが、そうではありません。明確に分けて認識することが必要です。

まず、登記事故は私たち司法書士が一般的に身につけることを要求される知識・技術だけで防止できるもの、いわば私たちの守備範囲内のものですが、不動産事故は私たちの一般的な守備範囲を超えたものです。

ですから、不動産事故防止のためには一般的な知識・技術以上のものを身につける必要があります。

次に、守備範囲を超えた事故が発生した場合に通常司法書士は責任を問われませんが、守備範囲内の対策すら怠った場合には責任を問われます。

従って、どこまでが守備範囲なのかを認識する必要があるのです。

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2023年4月18日 (火)

安全意識(つづき)

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

そう考えますと、安全意識というマインドセットの内容も、安全に関わる私達の役割の広さに応じて幅広いものになります。

最も基本的なものは登記に直接関わるものです。先日の社内研修でわかったのですが、多くの者が「事故」を登記に支障が生じることであると理解しています。いわば「登記事故」です。それがないことが「安全」で、これを常に心がけることが安全意識ということになります。

このマインドセットがなければ登記事故の発生を防ぐことはおよそ不可能です。もちろんこれを身につけていても、人である以上ミスを犯すことは完全には防げませんが、可能な限り事故を防ぐためには最低限これを身につけることが必要です。

これ以上に私達が安全に関わるべきかどうかは、司法書士によって考えの分かれるところだと思いますが、私達FLC&Sは昨日お話した通り次の二つの段階のいずれにも関わるという方針を取っています。

1 (登記事故以前の)不動産事故発生の危険の察知と回避
2 不動産事故の予防

従って、安全意識にはこれらを意識することが含まれます。

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2023年4月17日 (月)

安全意識

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

(「社会人的マインドセット」に関しては初めて検討します。最初はこれから。)

「安全」という価値は私達FLC&Sというシステムが社会に提供している「安全・確実・便利」のうち最も重要なものだと言って良いでしょう。司法書士の基本的な業務である登記に関する手続き(司法書士法3条1項1号)がもちろんその中心にあることは言うまでもありません。みなさんが特に意識することもなく毎日従事している業務こそが「安全」の提供の基本です。

そして、そこからさらにどこまでが、私達が提供すべき「安全」なのかは、司法書士によっても見解は分かれるところなのかも知れません。その点についてはちょうど今「あしもとのこと」で不動産事故の具体例と共に書いていますのでそちらもご参照ください。

もちろん、どこまでが私達の安全に関する義務なのかは、法的責任という意味で重要ですが、サービス提供者の役割はそれとは別です。FLC&Sの場合は単に危険を察知してそれを回避するだけでなく、危険を発生させずに取引を成立させることも、時には意義があると考えています。

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2023年4月16日 (日)

「マインドセット」を再整理する

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

「マインドセット」とは、個人のものの考え方や思考習慣であり、社会、組織、人を幸福にし、自分が幸福になるための主観的要素です。

「マインドセット」を「価値」を実現するためのものと考えれば、社会的価値、組織的価値、個人的価値のそれぞれに対応したマインドセットがあってしかるべきです。

そこで、マインドセットの区分にも「社会人的マインドセット」という類型を設けることにしました。

また、これまでマインドセットの種類を「価値」に対応させて整理しておりませんでしたので、改めて対応させた形で(可能であれば)再整理してみます。

Ⅰ 社会人的マインドセット

◆安全意識
◆持続可能性の尊重
◆多様性の尊重
◆革新・創造的意識
◆正しさの尊重
◆ホスピタリティ意識
◆生産性意識

Ⅱ 組織人的マインドセット

◆環境を自ら整える意識
◆しくみを自ら作り上げる意識
◆企業の方向性・未来の想定
◆マネジメントの意識
◆広報する意識
◆営業意識

Ⅲ 個人的マインドセット

◆楽しむ意識
◆成長を志向する意識
◆健康を大事にする意識
◆生きがいを求める意識

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2023年4月15日 (土)

「価値」を再整理する

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

社会的価値、組織的価値、個人的価値の具体的な内容に関してはこれまで多少の変遷がありますので、再度ここで確認しておきます。

Ⅰ 社会的価値

社会的価値、即ち社会を幸福にする価値として、FLC&Sは次のようなものがあると考えています。

◆安全
◆持続可能性
◆多様性
◆革新・創造
◆正しさ
◆ホスピタリティ
◆生産性

Ⅱ 組織的価値

組織的価値、即ち組織を幸福にする価値として、FLC&Sは次のようなものがあると考えています。

◆環境
◆しくみ
◆企業理念
◆マネジメント
◆広報
◆営業

Ⅲ 個人的価値

個人的価値、即ち故人を幸福にする価値として、FLC&Sは次のようなものがあると考えています。

◆楽しさ
◆成長
◆健康
◆生きがい


以上は私達FLC&Sが大切にしたいと考えているものであり、もちろん世の中には違う考えもあるでしょう。私たちの考えとは相容れないものもあるかも知れませんが、「多様性」の尊重も謳っている以上、一概にそれらを否定するものではありません。
しかし、FLC&Sのメンバーには価値観を共通にしておいて貰う必要があります。

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2023年4月14日 (金)

価値とマインドセットの位置付

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

ここで、これまで見直して来た「価値」と「マインドセット」を再確認し、正式に法人サイトと社内ポータルに反映させたいと思います。

「価値」という言葉は「使命(Mission)」のところに出てきますが、位置付けとしては「価値観・行動指針(Value)」の内容(「社員と会社の約束」に代わるもの)であり「世界一楽しい会社」の前提でもあります。

「世界一楽しい会社」とは、メンバーが幸福になれる会社であり、幸福になるためには人(自分以外の存在)を幸福にしなければなりません。そして、幸福になることと人を幸福にさせることはメンバーの義務でもあります。

「人を幸福にする」ために必要なことは「幸福」の要素である「価値」の理解、実現と「マインドセット」の修得です。

「価値」とは、様々な主体(社会、組織、個人)にとって大切なことであるとFLC&Sが考えるものであり、「幸福」の要素(FLC&Sが社会と組織と人を幸福にするための客観的要素)です。

価値は、「社会的価値」「組織的価値」「個人的価値」に分けられます。

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2023年4月13日 (木)

「幸福」とマインドセット

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

では、「幸福になる義務」、「人を幸福にする義務」と、「価値」や「マインドセット」との関係はどうなるでしょうか?

まず、「価値」は「幸福」の具体的内容です。
次に、「マインドセット」は「幸福」すなわち「価値」を実現するための主観的な条件です。

従って、「幸福になる義務」があるということは「マインドセットを身につける義務」があるということです。

しかし、「人を幸福にする義務」があるということが「人にマインドセットを身につけさせる義務」がある、ということには必ずしもなりません。

ここで「人」といっているのは「自分以外の存在」、即ち「他人」であり、「組織」であり、「社会」のことで、「人のマインドセット」に関わる余地があるのは他人の幸福の場合だけです。

そして、人のマインドセットとの関わり方は次の3つになると考えられます。

1 自分以外の人が、幸福になるためのマインドセットを身につけることを助ける。
2 マインドセットを身につけている人が幸福になることを助ける
3 自分以外の人が幸福になることを妨げない。

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2023年4月12日 (水)

幸福になる義務

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

毎月私は新人向けの「価値・マインドセット研修」を受け持っています。この研修の内容は、実は毎月変わって(進化して)います。

これは、FLC&Sという組織体とその存在意義についての私自身の考察が日々進化していることの結果だと思っています。この考察の大半はこの「よしなしごと」に書いています。

4月の新人研修では冒頭に「結論」として「研修で最も伝えたいこと」をお伝えしました。

それは、FLC&Sに入社した方達に最も行って頂きたいことは、「自分で幸福をつかむこと」であること。そして、そのためには「人(自分以外の存在)を幸福にすること」が必要だということです。

また、FLC&S及びメンバーが実現すべき「社会的価値」「組織的価値」「個人的価値」にいう「価値」は「幸福」と言い換えられるということもお話しました。

そして、昨日の「事故防止研修」ではそれをさらに「進化」させた内容をお話ししました。

即ち、FLC&Sのメンバーには「幸福になる義務」があること。そして、幸福になるためには「人を幸福にする義務」があることです。

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2023年4月11日 (火)

適材適所

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

「好きを仕事にする」方法は理解して頂けたと思いますが、昨日の話にはもう一つ、役割分担、適材適所という観点もあります。

人の資質、能力は様々で、一番その人の力を発揮できる仕事をしてもらうことが、当人にとっても周囲にとっても望ましいことだと思います。役割分担や分業は全体最適の観点から求められるものですが、それが同時に部分最適、すなわち割り当てられた役割が、当人が最も能力を発揮できるものであること、即ち適材適所であれば理想的です。

しかし、必ずしもそうはいかないこともあります。得意でない仕事を担当せざるを得なくなる場合です。このミスマッチを解消する方法は、そうなってしまった原因によって異なってきます。原因には二種類あります。

一つは、その人がどんな能力を持っているのかを周囲(上司)が把握できていない場合。
もう一つは、周囲(上司)は把握しているが、本人が自覚していない場合。

いずれにしてもそのギャップを埋めるのは上司の仕事です。マネジメントとしての機能を十分に発揮していればこのようなギャップは生まれないはずです。

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2023年4月10日 (月)

好きな仕事で収益

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

それは、「人の気持を考えること」や「人の問題を解決すること」「知らない人と知り合うこと」「友達をつくること」「戦略を立てること」などが好きな人と一緒に仕事をすることです。

彼らはあなたの好きな「人前で話す」仕事や「本を読む」仕事「考えたり想像する」仕事、即ち講演や研究や執筆やメディア発信をどうやって収入に結びつけるかを考え、行動してくれるでしょう。

つまり、講演や研究や執筆や発信をマーケティングや営業に活かし、司法書士としての仕事の成果に結びつけてくれるのです。

さらに、「ものをつくること」や「ものを書くこと」「コツコツとものごとを続けること」「人を助けること」などが好きな人と一緒に仕事をすれば、彼らは司法書士としての実務の多くの部分を助けてくれるでしょう。

もちろん、あなたが講演も営業も実務も仕事として好きであるなら、一人で好きな仕事をするだけでそれは実現できますが、規模的に限界はあります。

その規模の限界を超えて成長するには上記の要素の他に「人を育てること」が好きな人と一緒に仕事をする事です。

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2023年4月 9日 (日)

司法書士はクリエイティブ

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

司法書士の仕事のうちで「人前で話す仕事」としては、一般市民の方や、不動産業界、金融業界、福祉の業界などプロフェッショナルの方達、そして高校生など学生の方達などを対象に講演を行ったり、研修の講師を務めたりすることが考えられます。

「本を読む仕事」としては「考えたり想像する仕事」と合わせて、登記や法律に関する様々な問題点を解決する方法を調べ、研究し、考案し、様々な媒体に発信することが考えられます。講演や研修の題材を考案するのも「考えたり想像する仕事」だと言えます。

そもそも好きなことを司法書士の仕事のなかに見出していく、あるいは作り出していく、ということ自体、「考えたり想像する仕事」です。

こう考えますと、司法書士の仕事も非常にクリエイティブな要素を持っていると言えるのではないでしょうか?

ただ、みなさんもお気づきの様に、この「仕事」をどうやって「職業」にしていくか、つまり収入に結びつけていくかが問題になります。講演や執筆だけで十分な収入にすることは容易ではありません。

もちろん方法はあります。

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2023年4月 8日 (土)

誰でも「好き」を仕事に

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

「好きなことを仕事にする」ことは限られた人にしかできないのではなく、誰にでもできます。「仕事にする」ことの意味の捉え方を変えるだけです。

つまり「仕事にする」ことを「職種として選択する」と考えるのではなく、ある職種の仕事の意味、仕事の仕方を、自分が好きなことに変えて行くのです。

司法書士という仕事の場合で考えてみましょう。職種として選択するというのは、司法書士という仕事が好きだから、司法書士を仕事にしました、ということです。

一方、仕事の意味、仕方を好きなことに変えていくとは、こういうことです。

まず、自分がどんなことが好きかを考えてみます。「人前で話すことが好き」「一人で本を読むのが好き」「色々なことを考えたり想像したりするのが好き」等々色々あると思います。司法書士の仕事をその好きなことに変えていくのです。

つまり、司法書士の仕事を「人前で話す仕事」「本を読む仕事」「考えたり想像する仕事」に変える、あるいは司法書士の仕事のうち、これらの仕事だけを(あるいはそれを中心に)行うようにするのです。

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2023年4月 7日 (金)

仕事を好きになる

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

「仕事を楽しむ」に似た話で、「仕事が好きか」とか、「好きなことを仕事にする」というものがあります。

私はラジオが情報源の一つになっているのですが(よく歩きながらラジコでJ-Waveを聞きます)、昨日もたまたまある番組のゲストでサウナを何店舗か経営されているという方が「仕事を好きになる」ことについて話をされているのを聞きました。

その方はいくつかの商品の営業経験があるそうですが、必ずその商品を好きになったそうです。10代のころに換気扇(?)のフィルターのトップセールスだったころは、商品のフィルターを抱いて寝たそうです! そこまで行けば顧客に対する訴求力も全く違ったものになり営業成績も上がったことでしょう。

「好きなことを仕事にする」に関しては、それができる人はごく限られた人であると考えられていると思います。例えば漫画が好きな人は沢山いますが、その中で漫画家になれる人は一握りの人です。

しかし、「仕事にする」ことの意味の捉え方を変えることで、「好きを仕事にする」ことは誰でもできることになるのです。

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2023年4月 6日 (木)

仕事を楽しむのは必須

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

Aさん、仕事を楽しまなければなりません。そしてそれはあなたのためではありません。

それはあなたの同僚のためです。あなたのお客様のためです。嫌々仕事をしているような方と一緒に仕事はしたくないでしょう。嫌々サービスを提供するような人からのサービスは受けたくないでしょう。

楽しそうに取り繕うことはできるかも知れません。しかし、それが本心ではないこと、内心は嫌々仕事をしていることは同僚にもお客さまにも伝わります。それはFLC&Sが実現しようとしている「社会的価値」(「社会的幸福」)の一つである「ホスピタリティ」に反することです。

「ホスピタリティ」という価値を実現するためには、それに関わる者のマインドセットとして「仕事を楽しむ」ことが必要なのだということです。

そういえばAさん、あなたを初めて社内でお見かけした時に(目が合いましたがスルーされました)、この感じの悪い方はどこの方だろう、社外の「業者」の方だろうと思いました。今思えばそれはあなたの仕事に対する姿勢が自然に表情や態度に出ていたのですね。

 

※Aさんは数年前に退職された方です。

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2023年4月 5日 (水)

仕事を続ける基準

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

「仕事を続ける意義」があるかどうか。これはもちろん自分自身にとって意義があるかどうかです。言い換えればそれを続けることで自分が成長できるかどうか、幸せになるために不可欠かどうか、そんな観点で考えてみると良いのではないかと思います。

「この選択は自分を小さくするか、それとも大きくするか」という問い方を勧める方もいます(※)。自分を小さくするように思える仕事は今すぐやめた方がよいでしょう。たとえ稼ぎのためであったとしても、長期的な視点で考えれば良いことはありません。

いずれにせよこうやってよくよく考えてみて、仕事を続けるべきだと判断したなら、(たとえ稼ぎのためだけであったとしても)嫌々仕事をするのではなく、仕事を楽しむ(極める)よう努力をすべきです。

ですから、以前「仕事なんて楽しいものじゃない」「仕事以外に楽しみがあるから楽しくない仕事にも耐えられる」と言っていたAさん、私は考えを改めました。どうせ仕事をするなら仕事を楽しむべきです。いや楽しまなければなりません。それはあなたのためだけではないのです。

※オリバー・バークマン「限りあるの時間の使い方」(かんき出版)による心理療法家ジェイムズ・ホリスの引用

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2023年4月 4日 (火)

辛い理由を考える意味

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

〇〇が辛い理由を考えたり調べたりする目的は次の二つです。

一つは、理由次第では辛さを避ける方法が見つかる可能性があることです。
空腹についてその辛さの理由を調べてみても、それを避ける方法は、空腹を満たすということ以外にはないようです。それではダイエットという目的が達成できませんから、これを避けずに立ち向かい、楽しむしかありません。

もう一つは、〇〇が何故辛いのかを考えたり調べたりすること自体が「〇〇を楽しんでいる」状態だということです。ただ単に嫌だ、辛いと考えて我慢するのとは全く違う心理状態です。〇〇を極めようとしているって感じ?です。楽しむことは極める(極めようと努力する)ことだと言ってもよいかも知れません。

これを仕事で考えてみます。

仕事を辛い、苦しいと感じていたら、まず考えるべきは、そんな仕事を続ける必要があるのかどうかです。なぜ自分がその仕事を選択したのかを一度立ち止まって考えてみるべきです。

そしてその仕事を続ける意義を見つけられないのであれば、無理をせず違う仕事を探すべきです。

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2023年4月 3日 (月)

なぜ空腹は辛いのか

(今朝のFLC&S社内ブログ「あしもとのこと」より)

ダイエットが辛い、嫌だと思うなら、それが必要なのかを考えます。必要でなければ辛いことを我慢してやる必要はありません。

必要だと判断したら、次に考えるべきなのは、なぜそれが辛い、苦しいのか、です。

ダイエットの場合辛いのは、空腹や、運動でしょう。ではなぜ空腹が辛いのか、運動が苦しいのか。それを突き詰めて考えてみます。

空腹がなぜ辛いのか。

一つには、人間の歴史的背景から考えることができます。食糧不足が常態化していた時代、人類は生き残るために、生物学的に重要な反応として空腹感が進化したとも考えられます。空腹感が辛いと感じることで、人間は食べ物を探し求め、飢餓から身を守ることができるようになったということです。

もっと直接的に生物学的に考えることもできます。空腹は身体的な不快感や苦痛を伴うことがあり、これは生物学的な反応の一つです。胃の中が空っぽになると、胃壁にある神経叢が刺激され、脳に「食べ物を摂取して胃を満たす必要がある」という信号が送られます。これによって、腹部不快感や空腹感が生じるのです。

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2023年4月 2日 (日)

ダイエットを楽しむ?

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

つまり「◯◯を楽しむ」とは「◯◯」そのものを楽しく感じることであり、重要なのはそう感じることができるようになるよう努力することだと思います。

そこには◯◯の本質を理解しようとすることや、◯◯をより高めていこうとする、即ち極めようとする行動が伴います(もちろん◯◯を楽しく感じていても、さらに◯◯をより深く理解したり、より極めようとすることは可能です)。

では、自分にとって嫌な◯◯、辛い◯◯が目の前に立ちふさがった場合にどうするか、を考えてみます。
まず判断すべきは、その◯◯に向き合う必要があるのかどうかです。必要がなければ回避するのが賢明です。

必要があるなら、それらを嫌だ、辛いと感じながら向き合うのではなく、そのものが楽しくなるように、即ちそれらの本質を理解したり、極めようと努力すべきです。

例えばダイエットの場合です。
ダイエットの方法としては運動や食事制限があります。辛いのは運動や、空腹です。
まず考えるべきはそれら辛いことに向き合う必要があるのか、つまりダイエットがそもそも必要なのか、です。

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2023年4月 1日 (土)

楽しく〇〇する、との違い

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

「楽しく〇〇をする」と「〇〇を楽しむ」はどこが違うんだ、と思った方もいらっしゃると思います。
そういう方は、オリンピックの代表選手が試合前の抱負で「試合を楽しんできます」と言うのを聞いたことがあると思いますが、なぜ「楽しく試合に参加してきます」ではないのか、その違いを考えてみて頂くとヒントになるかもしれません。

つまり、両者の違いは、「〇〇」に向き合う度合いや真摯さの違いです。
「楽しく〇〇する」とは、〇〇(対象)に楽しい要素を加えて全体として楽しい時間にする、という意味合いが強いと思います。
一方「〇〇を楽しむ」は、対象に直接、全力で向き合い、それを極めようと努めることで、対象そのものに喜びを感じるところにまで達することです。

仕事の場合だとこうなります。
楽しく仕事をする=嫌な仕事だからおしゃべりをしながら、とか、音楽を聞きながら仕事をする、など。
仕事を楽しむ=仕事そのものにより真摯に向き合い、全力を投入して極める、あるいはよりレベルを上げようとすることで、そこに喜びを感じるようになる。

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