現状維持バイアス
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
現状維持、つまり今が一番良くて、変えることは良くないことだ、という価値観?があることは否定しません。変化に抵抗を感じるのはごく当たり前の感覚だと思います。また、現在の状態を維持し続けられること自体に価値があるのも間違いはないと思います。
一歩引いて俯瞰的かつ冷静に考えてみれば現状が永遠には続かないことや、抵抗感は主観的、感情的なものに過ぎないことがわかるはずなのですが、現状維持派は「現状維持バイアス」にとらわれているためわからないのです。
変革派は現状維持派(保守派)のこのバイアスを突き崩す工夫が必要です。それには、変化を起こす目的すなわちメリットをきちんと説明し、それがデメリットを上回ることを理解させることが必要です。
逆に保守派は変化を起こすことによるデメリットについて説得力のある(感情的・主観的でない)説明ができなければなりませんが、一般的にはそれは難しいでしょう。
なお、急激な変化は抵抗感を強くしますから、無理せず徐々に段階を追って変化を加えていくという工夫も時には必要かもしれません。
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