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2023年3月12日 (日)

現状維持という価値?

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

「今の仕事のやり方が最善」ということはあるのでしょうか。

まず、誤解がないように「仕事」の意味を確認しておきますが、ここでの意味は「からだや頭を使って働くこと」(三省堂国語辞典第7版)です。つまり、なんらかの結果を得るための手段としての位置づけです。

仕事自体が目的ではない以上、「最善」即ち「最も合理的・効率的で改良の余地はない」ということはあり得ないと思います。それはこれまでの技術革新の歴史を見てきても明らかですし、少し想像力を働かせれば(SF思考でもなんでも良いので)わかることです。

むしろ、その様な考え方は、いやこれは考え方の問題以前に考えるかどうか、の問題です。つまり、そのような発想をする方は、考えることを放棄しているとしか私には思えないのです。思考停止です。

そういえば、先日の「価値・マインドセット研修」に参加された社員が、「現状維持」を価値とする考え方がある、という言い方をしていて、なるほどと思いました。つまり、今が一番良くて、変えることは良くないという価値観があるというのです。

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