新しい価値の創り方 7 正しさ
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
革新・創造のためのもうひとつのマインドセット例に「☆正しいかどうかで判断したい。」があります。
革新や創造という語には「正しい」という概念は含まれていません。革新とは「これまでの仕組みを根本から改めて新しくすること」(三省堂国語辞典第7版)であり、創造とは「自分の考えで新しく作り出すこと」(同)です。
共通するのは「新しい」ことですが、新しいものが必ずしも正しいとは限りません。しかし「価値」として評価されるためにはそこに「正しさ」が求められます。
「正しい」を国語辞典で調べてみますと、物事の筋道にあっている状態、社会の約束・習慣や道理にあっている状態、などとされています(同)。
そこで、正しさとは、社会全体の可能な限り広い範囲にわたり、長期的な観点で人々を幸せに出来ることであると定義づけてみたいと思います。
もちろん絶対的な正しさは言ってみれば神の領域ですから、私達が目指すのは相対的な正しさでしかあり得ませんが、ものごとを判断するときには、可能な限り正しい判断をする必要があります。
そのためにはできるだけ多くの情報を集め、広い見識を持って行うことが必要です。一部の偏った情報や、思い込み(バイアス)による判断を避けなければなりません。こうやって行う判断が限りなく正しい判断に近いといえるのではないでしょうか。
新・中間省略登記の場合も、様々な反対意見がありましたが、私は広い視野・長期的な視点で考えて、社会全体の利益、経済の活性化に資するという観点から、正しい手法であると判断し、この手法に関わってきたわけです。
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