新しい価値の創り方 8 しくみ
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
新しい価値を創るために必要な既存価値の2つ目は「価値#4 しくみ」です。
たとえ理念を具体化する価値を創り出しても、しくみ化されていなければ承継されることなくあっという間に消え去っていきます。
しくみ化とは時間が経過し、人が代わっても価値が維持されるためのしかけや工夫をすることです。
しくみ化の方法は、価値の内容によって様々ですが、共通しているのは空間と時間の双方にわたって作り上げることだと思います(空間=見える化・客観化、時間=反復・継続・検証)。
これを具体的な価値について見てみます。
例えば「不動産事故の防止ノウハウ」という価値があります。この価値の空間的な展開としては、ホームページへの掲載(「不動産リスクコンサルティングー実録不動産トラブル」)や、内外での研修があります。研修の実施例は次のようなものがあります。
社外:「地面師と新・中間省略登記」(M地所様、2022.9.16)「不動産事故の予防手段」(K銀行様、2022.11.4)他多数。
社内:「予防法務にインパクトを与えよう! 1 認知症発症者の経済活動」(2019.4.15)他多数
時間的な展開、即ち反復・継続はまだまだ不十分です。
これに比較して、新・中間省略登記のしくみ化はかなり強固です。書籍化しているからです。2010年の初版は7回増刷になり、2022年に改定版も刊行しました。改訂版をきっかけに講演のご依頼も頂いています(※)。
空間的にも時間的にも強力なしくみ化ができています。
「不動産事故の防止ノウハウ」も書籍化(あるいは動画配信)すべき?
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