新しい価値の創り方 4 行動
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
新しい価値を創るためには、(対外的)行動が不可欠です。この「行動」に関してはこれまであまり触れてきませんでしたが、実は既存価値として挙げています。
それは「価値#7 営業」です。営業の本質の一つは問題解決ですが、もう一つの本質が行動です。そして、これが最も難しく、同時に最も易しいものです。
行動することが「難しい」というのは、新たな行動を起こすに当って、それを妨げるものが必ずあるということです。それは、他者によってもたらされるものではなく、行動を起こすべき人自身の中にあります。すなわち、行動へのためらいです。
この気持が生じる原因の一つは、行動することで引き起こされる負の効果です。これには様々なものがあります。例えば精神的な苦痛や恥ずかしいという感情です。第三者からの批判や、それを恐れる気持ちもあるでしょう。
もう一つは行動が必ずしも成功に結びつかないということです。成功しないこと、即ち失敗は、同様に負の効果をもたらします。
一方、行動することが「易しい」というのは、行動を難しくしている要素が、ためらいだけだということです。それは行動に対する反応(負の効果)を予測することによって生じる主観的なものに過ぎませんから、自分の考え方(マインドセット)を変えるだけで消し去ることができます。
行動(できること)も一つの価値であり、価値の実現はマインドセット次第だということは、他の価値と変わりません。ただ、営業と行動が同義だというのは少しわかりにくいかも知れませんので、行動を独立した価値とした方が良いかも知れません。
| 固定リンク | 0
コメント