初心忘るべからず? 2
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
さらに「3年で10倍」の本を見てみますと、「1コールで」「3コール以上鳴らしたら『お待たせ致しました』」というのが電話ルールに入っていたようです。現在の電話ルールにはこれは入っていません。
そのせいか、現在1コールで電話をとるということはほとんどないようです。もちろん必ずしも1コールで電話を取る必要はないのですが、要はできるだけ早く電話を取りましょう、それがお客様にとって良いサービスですよ(#13 ホスピタリティ)ということで、当時のルールも1コールを義務付けるのではなく、お客様をお待たせしないということを意識付けするためのものだったのだと思います。
ですから、その意識(ホスピタリティ)が大半の社員の身についたと思った時点で、明文のルールから外れたのだと思います。
その他にも当初あったルールがあとから廃止されるということはあります。ルールというものは常に変遷を重ねるものだと思います。
ただ気を付けなければいけないのは、ルールがある(明文、非明文を問わず)にも関わらずそれを守らないということと、ルールそのものがなくなることとは別のことだということです。
ルールがある以上は、そのルールに個人的に疑問があっても守るのが原則です。その上で疑問のあるルールは廃止すべく行動するのがあるべき企業人の姿です。
価値#22は「自由な行動」を謳っていますが、自由とはルールを守らない自由ではなく、ルールに対して意見を言ったり、改変を提案する自由です。#16は「ルール順守」を、#4は「しくみ」(をつくる)を謳っています。
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