システム提供者のホスピタリティ
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
昨日の月次朝礼で、システムかホスピタリティかというお話をしました。
私達はお客さま(依頼者)に対して、取引を確実・安全・容易なものにする「システム」を提供しています(※)。
そして、その提供の過程でホスピタリティが求められることがあります。
もちろん一般的にサービス業ではホスピタリティが求められますし、その精神は社会生活上でも重要なのだと思います。
しかし一方、システムをシステムたらしめている要素は「容易さ」にあります。
「容易さ」とは、「手間や負担が少なく時間もとられない」ということですから、それを推し進めて行くに従い、ホスピタリティの重要性は相対的に低くなって行きます。
さらに「容易さ」を追求して完全に機械化、IT化すると、人の存在を前提としたホスピタリティが問題にならなくなります。
また、取引の性質にも関係します。私達が扱う取引には効率性を優先するものが多く、ホスピタリティの重要性は相対的に低いといえます。
しかし、人が全く関わらないところまで進化していない私達のシステムでは、ホスピタリティを軽視することはできません。
自動化が進んでいるAmazonなどのシステムではホスピタリティの重要度は低いが、街の書店を好む方にとってホスピタリティは重要度が高い、という話と同じです。
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