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2023年1月16日 (月)

原理原則の見つけ方 1

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

昨日ご紹介した「図解」の本のQ63、Q64では、銀行など融資機関の基本的な方針について説明していますが、こういった、現場の日常業務だけでは得にくい情報はどうやって入手すれば良いのでしょうか?

一つは、情報源に直接当たることです。今回の例の、中間省略登記に関する融資機関の方針(中間省略で登記される不動産を担保とした融資の審査方針)についての「情報源」は融資機関の審査部門ですから、その部門に直接問い合わせて教えてもらうということです。
もちろん、何のつてもなく飛び込みでそのような質問に答えていただくのは難しいでしょう(アクセス自体容易ではありません)から、なんらかの工夫が必要です。この方法についてはまた別途お話する機会があると思います。

もう一つは、想像することです。想像と言っても、漠然と夢物語のように思い浮かべるということではなく、情報を集め、それに基づいて推測するということです。

日頃から、想像や憶測に基づいた判断をしてはいけないと言っていますが(価値#15「事実に基づいた判断をする」)、的確な情報に基づいた推測は、単なる想像や憶測とは異なり、業務を行っていく上でも有効な方法の一つです。

日常業務で接している様々な関連情報を収集・分析して、そこから原理原則を導き出せないかと考えてみることです。

今回の例では、X銀行A支店の担当者Pさんに「中間省略はだめ」と言われたという事実がありますが、それだけでX銀行は中間省略登記に否定的だという結論を導き出すのは危険です。

そこで、さらなる情報収集を行います。

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