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2022年11月 3日 (木)

システムで出来るか

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

私達司法書士が登記申請をする場面でシステム化できていないものについて、現状の作業内容とシステム化に期待できることを、作業内容順に見てみます。

〈1 必要なもの・情報を集める/作る(登記簿の情報、契約の情報、住所氏名の情報などの入手、登記原因証明情報・登記委任状などの作成)〉

◆契約の情報の取得
【現状】契約書(売買契約、金銭消費貸借・担保設定契約等)コピー、PDFデータ等を目視し手打ち入力
【システム化】契約書の内容の自動反映(AI-OCR?)

◆住所氏名の情報の取得
【現状】住民票、印鑑証明書等の原本、コピー、PDFデータ等を目視し手打ち入力
【システム化】住民票、印鑑証明書の内容の自動反映(AI-OCR?)、印鑑カード、マイナンバーカードのデータの自動読み取り

〈2当事者の確認をする(本人確認、意思確認を行う、委任を受ける)〉

◆本人確認・意思確認
【現状】会話、目視、証明書(運転免許証等)目視等による確認
【システム化】e-KYC/運転免許証・マイナンバーカードのデータ読み取り(真贋確認)

◆委任
【現状】委任状(紙)の授受
【システム化】電子委任状の授受

〈3様式に当てはめる(登記申請書の作成)〉
◆登記申請書(申請情報)作成
【現状】システムに必要事項を手入力・選択
【システム化】(ここまでで収集した)情報の自動反映による申請情報の自動生成

それぞれ技術的には実現可能に思えるのですが如何せん情報収集不十分で明確な方針が立てられていません。

むしろみなさんの方が問題意識と最新の情報をお持ちでは?

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