即答して
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
専門外の知識でも即答すべきものは、
1 よくある質問。
2 (条件付きでも)明確に答えられる。
ですが、専門分野でももちろん同じことがあります。
「よくある質問」の典型が登記費用の見積りです。
例えば、現在のFLC&Sでは殆どありませんが、かつてはよくあった例です。
不動産会社さまから電話がかかってきて、急ぎで登記費用を出して欲しいと言われました。まだ契約前なので、不動産の資料は謄本と住宅地図くらいしかないんだけど、と。
まず、どういう状況なのか想像してみて下さい。
おそらくこういう場面です。
不動産仲介の営業マンの方が、見込み客の方(買主)との商談をしています。お客様は価格にも物件内容にも納得し、買い意欲が高まって来て、「じゃあ◯◯円出せればよいのですね」と質問されました。
営業マンの方は、まだ慣れていない方で、「いえ、他にも仲介手数料が◯◯円、印紙代が◯◯円、ローン手数料が◯◯円、あ、そうだ、登記費用がかかりますね。いくらかかるか司法書士に聞いてみます」と言って、その場で司法書士事務所に電話をかけ始めました。
このとき、不動産営業マンの方は、司法書士には即答して欲しいと当然思います。それさえわかれば不動産購入にかかる費用が(概算でも)確定できて、お客様にご購入を決意して頂ける可能性が高いからです。
もちろん資料がありませんから、不動産の固定資産評価額はわかりませんし、ローンの借入額も確定していません。
このとき、みなさんでしたら即答(電話を切らずにその場で答える)できていると思いますか? 「評価証明をとっていただかないと出せません」などと答えてはいけません。
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