無知を生み出すもの
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
知らないことが「罪」(困ったことを引き起こす)であるのは、障害者や社会的弱者に関することだけではありません。
例えば私達男性が女性特有の体調不良について知らないために、家庭や職場で女性が休みを取りづらかったり、配慮を受けづらく、苦痛を強いられたり、負担が大きくなるということがあります。
ここで男性が女性の体調についてどの程度認識しているかを知るキーワードをご紹介します。
「PMS」。ご存知でしょうか。
この言葉の存在だけでもご存知の方は、女性特有の体調の問題に少なくとも関心はあると言えるでしょう。
夫や上司がこの言葉を知っているだけで、妻や部下への接し方が変わり、女性が我慢を強いられることも少なくなるのではないでしょうか。
ただ一方で、女性自身も知識が十分だとは言えないようです。
例えば、適切に使用することによって生理に伴う数々の不調から解放されるというある薬剤がありますが、それについて正確な知識を持ち活用している女性は少ないのだそうです。
結局こういった知識の欠如も日本の教育の問題に起因するところが大きいと思われますが、その根底には男性中心、男性優位という封建的なものの考え方があるのではないでしょうか。
その象徴が国権の最高機関である国会です。参議院は女性議員の比率が25.8%、衆議院に至っては一割を切っています(9.9%、9月1日現在)。
これは即ち国民の意思の現れです。国民が、依然として男性中心の社会を容認しているということではないでしょうか。
そして、生産性の低さに関しても同じことが言えます。
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