障害を知らないとは
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
昨日、最大の罪は知らないことだと申し上げました。「知らない」とは例えば一定の障害の存在そのものについての無知、社会的弱者に対してどのような差別が行われているかについての無知、社会的弱者に対する対応(悪意のない対応、よかれと思ってしたこと)が当人にどの様な影響を与えるかについての無知、等々様々です。
一定の障害そのものについての無知の例としては、発達障害があります。その存在が一般に知られる様になったのはつい最近のことです。
他にも例えば社会(社交)不安障害というものがあります。
いくつかある不安障害の中の一つです(他にはパニック障害、強迫性障害など)。不安な気持ちは誰でも色々持っており、それと戦っているわけですが、それが日常生活に支障を来したり、身体症状が現れたりするようになると障害という診断を受けることになります。
こういった障害のある方によく見られる症状として、人と視線を合わせられない、人前で食事ができない、人前で文字を書けない(字がきちんと書けない程手が震える)などがあります。
この障害の存在を知らないと、こういう症状(行動特性)を示す方に対して適切な対処ができず、厳しく当たり過ぎたり、嫌悪感を示したり、あるいは普通の交流ができなくなったり、ということになります。これはお互いにとって不幸です。
障害の存在を知っていても、適切な対応の仕方を知らなければ、またそれは問題です。
例えば、まちなかで白い杖をついた方を見かけることがあります。視覚障害を知らない方はいないと思いますし、白い杖の意味を知らない方も少ないと思います
しかし・・・・。
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