いっしょに歩こう
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
白い杖をついて路上や地下通路を歩いている方が、迷っていたり人混みで思うように前に進めないのを見かけたり、ホームの端を歩いていて危ないと思ったとき、みなさんはどうされるでしょうか。
多くの方は何か力になりたい、手助けをしたいと思うでしょうし、実際に行動に移す方もいらっしゃるでしょう。
手助けをすること自体は慣れないと勇気がいるでしょうし、素晴らしいことだと思いますが、ここでも「無知」や「想像力の欠如」が困ったことを引き起こします。
例えばときどき見かけるのが、いきなり腕や肩を掴む、という行動です。これは自分がそれをされた時のことを想像すれば、やってはいけないことなのはすぐわかると思います。
まず声をかけます。なんと声をかけますか?
それは、「お手伝いしましょうか?」です。自分に置き換えて考えれば、全ての視覚障害者が助けを求めているわけではないだろうことが想像できるはずです。
実際このように声をかけますと、何人かに一人は「いいえ、大丈夫です」と答えます。そのような場合は無理にお手伝いする必要はなく、「気をつけてください」と少し見守っていれば良いでしょう。
「お願いします」「ありがとうございます」と言われたら、その方の手を引いたり肩を押したりするのではなく、横にならんで、自分の腕につかまってもらいます。あくまでもご本人主体です。
・・・・・・こういうことは知らないとできないことが多いです。私も失敗を繰り返して、またメディアなどで学んで「知る」ことができましたが、ある程度は自分で考えれば(「他者基準」のマインドセットをもっていれば)人に教えられなくてもできるものです。
詳しくはこちらをご参照下さい:いっしょに歩こう ~目の不自由な人と楽しく町を歩くために~
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