思考習慣の再現性
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
拙著「3年で10倍の法則」が読者として想定していたのは、新人司法書士や司法書士資格を目指して勉強されている方達です。つまりこの本は司法書士として独立し、規模を短期間で大きくするためのハウツー本でした。
そのためテクニックの部分が目立ち、その根底にあるものを掘り下げることができておらず、表面的なものになっています。
この本を書いた当時(15年前/FLC&S5年目)は自分でもなぜ「3年10倍」ができたのかを明確には自覚しておらず、現象だけに着目したテクニック論になってしまったのだと思います。
今改めて読み返してみるとわかりますが、当時はもちろんこれが精一杯でした。そしてやはり期待するほどの売れ行きは得られませんでした。
これは書籍のことだけでなく、当時は社内のメンバーに対しても、表面的な技術しか伝えられていなかったと思います。そのせいか、独立していった司法書士たちも表面だけをまねた営業スタイルの方が大半だったような気がします。
しかし、今は少しは私も成長し、もう少し自覚的に本質的なものを伝えることが出来るようになっていると思います(「思考習慣」はそういうものの一つです)。
上手く伝えることができているか、伝わっているかは、まだわかりませんが、これを理解し、身につけ、再現することができれば、例えば司法書士として独立するときも、ウチの様なBtoBモデルだけでなく、あらゆるマーケット、様々な営業スタイルについて(不動産登記、商業登記に限らず、相続や後見のマーケットで展開する場合でも)大きな失敗をすることはないと思います。
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