形だけのマインドセット
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
形から入る(ルールやマニュアルに従う)ことで(正しい、即ち成功をもたらす)マインドセットが身につくと言いましたが、闇雲に表面的な形だけ真似れば(ルールやマニュアルに従えば)良いという訳でもありません。
その形がどんなマインドセットの表現なのかを理解し、それを身に付けたいと思っていなければ、形を真似る(ルールやマニュアルに従う)こと自体が目的になってしまい、マインドセットが自分のものになることはありません。
その場合は例えばこのようなことが起こり得ます。
セリフは「お電話ありがとうございます」と言っていても、発声が低音で暗い。
声の調子は高くても非常に早口で聞き取りづらい。
これではクッション言葉の趣旨(不安を取り除く)とはかけ離れたものになってしまいます。むしろ不安を増大させ、場合によっては不快感を与えることになります。
このようなことが起きないようにするには、形(ルールやマニュアル)をより実質化する工夫が必要です。セリフだけなく、声の高低(明るさ)やスピードも含めて形とすれば少なくともこのようなことにはなりません。
「フクダリーガルの教科書」の「挨拶通則」のところで「☆笑顔で、元気よく!」と付記されているのはそういう趣旨です。
もちろん、形だけの笑顔、形だけの元気よさというのもあり得ますが、それを継続し、習慣化することができれば、マインドセットにも大きな影響が出てくることでしょう。
尚、既に正しいマインドセットが身についている方には形を与える必要もない(自ずと実行できる)のは言うまでもありません。
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