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2022年9月20日 (火)

タクシー業界のアナロジー

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

タクシー会社の経営者は、運転手が不要となる未来のことを考えることで、自分たちが提供している価値(行っている仕事)を再認識し、より近い未来に自分たちがやるべきことが見えたのだと思います。

タクシー会社が顧客に提供しているサービスは単に顧客をA地点からB地点に運ぶということ(自動運転の対象)だけではないということを再認識し、それ以外のサービス、例えば「顧客がタクシーに乗るまでの過程」を最適化することにしたのでしょう。
それで、彼らが行ったのがネットによる配車システムの構築です。

これによってタクシーの利用方法は劇的に変わり、利用者の利便性は大幅に向上(利用者の生産性向上に寄与)、利用者数も増えたのではないでしょうか?

これは、運転だけではない、自分たちが提供しているサービス全体についての新しい(効率的で顧客満足度の高い)システムを構築する第一歩なのではないでしょうか。

また、運転という業務が奪われるまでの間に自分たちの業務効率を高め、収益性を高め、体力をつけておくという意味ももちろんあるのだと思います。

これを私達司法書士の仕事に当てはめてみましょう。

〈タクシーは単に顧客をA地点からB地点に運ぶだけがサービスではない〉
→〈司法書士は単に顧客が登記するのを代わりに行うだけがサービスではない〉

〈「顧客がタクシーに乗るまでの過程」を最適化することにした〉
→〈「顧客が登記を申請するまでの過程」を最適化することにした〉

どうでしょうか。これで私達がやるべきことも見えてきたような気がしませんか?

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