« 登記知見の再構成 | トップページ | 登記知見の意義 »

2022年8月31日 (水)

本人申請支援という価値創出

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

昨日は登記申請手続きが不要になった時に私達が提供できる価値について考える手順として2つのことが考えられるという話をしました。

これは全く新しい価値創出(サービス開発)につながる可能性のある考え方ですが、それとは別に、登記申請手続きについて提供できる価値があります。

本人申請の支援です。

かつて、「自分で登記をする会」という書籍がアマゾンのカテゴリー別ランキングでトップを独走し続けていたことがありました。

最近では「GVA法人登記」に代表されるネット経由の本人申請支援です。
https://corporate.ai-con.lawyer/
こちらは商業登記ですが、ネットで必要事項を入力すると登記に必要な書類が自動生成され、それを使って本人申請ができるというサービスです。

政府のグレーゾーン解消制度でも、司法書士法の業務独占規定に抵触しないという法務省からの回答を得ています(本店移転登記について)。

ここでこのシステムは次のようなことを強調しています。

・(現状の問題)依頼先を決めるだけでも時間がかかるし、そもそも自分で申請してよいのかがわからない
 → (このサービスによる解決)司法書士に依頼せずに自分で申請することに問題はない。またこのサービスを使えば申請に必要な書類を簡単に作成し、自分で申請できる。

・(現状の問題)司法書士によって費用に差があり、手続きや打ち合わせに想定外の時間がかかる
 →(このサービスによる解決)所要時間と費用が明確になる。

BtoCだけでなく私たちBtoB(toC)中心の司法書士でも気を付ける必要があります。

| |

« 登記知見の再構成 | トップページ | 登記知見の意義 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 登記知見の再構成 | トップページ | 登記知見の意義 »