仕事に好奇心
(今朝のフクダリーガル社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
会話を充実させる要素として、対象に対する興味(好奇心)と想像力が必要であるという話をしましたが、これは会話のためだけでなく、仕事全般に必要な要素であるといえます。
これに関しては、例えばこんな問題があります。
どんな仕事でも、ルーティン化していく部分はあります。新人が仕事に慣れてくると、ルーティン化した仕事に「毎日同じことの繰り返しで面白くない」と感じ始めることは珍しくないことです。
これは、仕事に対する好奇心と想像力が失われつつあるということですが、合わせて仕事に対する姿勢が受け身(仕事を与えられるのを待つ姿勢)になりつつあるということでもあります。
フクダリーガルの中でも、基本理念(未来を創る)を比較的体現しているといえる部門(最も分業化・デジタル化を進め、効率を追求している部門)では、逆に一つ一つの案件、一つ一つの売買対象に興味や想像力を働かせるという動機が薄れやすいという矛盾が生じ、こういう傾向を招きやすいのかも知れません。
これに関しては、組織の問題として対処して行く必要があり、関連部署ではその対策を講じはじめたところですが、合わせて現場の各人にも好奇心や想像力を失わず、主体的な姿勢(仕事は与えられるものではなく、自分で獲得して行く、あるいは作り出していくものだという考え方)を養って頂きたいと思っています。
その方法として、取り扱い案件10件、20件のうちの1件だけでも、対象に興味を持ち、一つ一つの案件の登場人物や、それぞれの取引が織りなす物語について想像力を働かせてみて欲しいと思います。
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