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2022年6月28日 (火)

認知バイアス的日常局面

(本日のフクダリーガル社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

認知バイアスというのは色々な問題を説明できる概念です。それは認知バイアスが日常のいたるところに潜んでいることを意味します。
昨日まで日常の業務や不動産事故の場面での認知バイアスについてお話しましたが、今朝はあと2つほどお話しておきます。

一つは経営判断の局面です。

先日の月次朝礼で、「私の仕事の大半は経営課題の解決だが、私の能力は知れている(限界がある)から皆さん方に助けて頂いている」という趣旨のお話をしました。

この「能力の限界」には認知バイアスの問題もあります。私自身の経営判断も認知バイアスにとらわれていないとは言えません。先日のよしなしごとでお話したような昔話(※)ではないのです。
誰の意見も聞かずに自分一人で考えて、この判断が絶対に間違っていないなどと言えるほどの自信は私にはありませんから、みなさんの意見を聞いて認知バイアスからの解放を図ります。

もう一つは会議の局面です。

フクダリーガルはチームビルディングセッション(TBS)を始めとして会議体をいくつか持っていますが、会議の意義も認知バイアスからの解放という観点から説明できます。

TBSは主にチームメンバーがお互いに意見を戦わせる場です。それによって各人が認知バイアスから解放されるという効果もあるのです。「セッション」という名称は、活発に意見を戦わせる場とするという趣旨から、ジャズプレイヤーが即興演奏を披露し合う「ジャム・セッション」から頂きました。

決してTBSは「報告」の場ではありません。

※http://hap.air-nifty.com/phytoncid/2022/06/post-2dd298.html

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