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2022年6月 5日 (日)

新たな事業領域の探索 つづき

(本日のフクダリーガル社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

私はこれまで、登記手続き代行事業と同じしくみをもった事業は、士業の世界をはじめとして多数の世界で展開されているので、フクダリーガルが使っているしくみを応用していくことのできる世界は無数にあるはずだ、と漠然と考えていました。

ただ、この考えはまだ抽象的で、今何をなすべきか、また、現在の課題を解決するために行っていることがそれとどう結びついて行くのかが、具体的に見えていたわけではありませんでした。
しかし、ここで考えてみることで、それが少し見えて来たような気がします(この「よしなしごと」ではそういうことがよくあります)。
そして、それはある「知見」に助けられました。

その「知見」とは、6月1日の日本経済新聞朝刊に掲載された、柴田友厚・学習院大学教授の「日本企業、戦略不全からの脱出(下) 競争と探索、比重見極めよ」という論稿(※)です。

冒頭の文章を引用します。

「企業が持続的に成長するには、既存事業の生産性を向上させて競争に勝ち、シェアの拡大を狙う競争戦略と、新たな領域を探索・開拓する探索戦略の両方が必要になる。難しいのは、両者を遂行する能力は根本的に異なるという点にある。
前者に求められるのは目標に向かって既存技術や製品を磨き上げる能力だが、後者に求められるものはどれが有望な技術領域なのかを探索し、見極めて用途を開発する能力であり、様々な試行錯誤と学習を伴う。前者は成果がすぐ出てくるが、後者は長い時間と継続的投資が必要であり、ある種の執拗さが要求される。」

これを読んだときに「これはフクダリーガルにそのまま当てはめることができるのではないか」と思いました。


※ https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61288240R30C22A5KE8000/

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