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2022年6月 2日 (木)

「職業人」か「事業家」か

(本日のフクダリーガル社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

新人司法書士のみなさんが将来(あるいは今すぐ)「職業人としての司法書士」を選ぶかどうかという質問の本当の意味は、(司法書士を職業とするのは当たり前過ぎますから)もう一つの選択肢である「事業家としての司法書士」と、いずれを選びますか、ということです。

ここで「事業家」というのは、独立した自営の司法書士のなかでも、特に事業規模や事業領域を拡大して行こうとする意思をもった司法書士を指しています。
「事業家」を目指さないということは「専門家」あるいは「コンサルタント」として独立するか、または勤務司法書士としての道を選ぶということだと私は考えています。

私自身は、試験に受かって最初に大手司法書士事務所に勤めて以来、数年間はサラリーマンで(一般事業会社にも務めました)、「事業家」を目指すどころか独立する意思すらありませんでした。意思がないというより独立してやって行けるなどと全く思ってもいませんでした。
それが何故か独立して20年間フクダリーガルを継続し、それなりに大きくすることができたのですから(もちろん紆余曲折はありましたが)わからないものです。
独立する気のなかった数年間が今にどう役立っているかはわかりませんし、もっと早く独立していた方が良かったのかもしれませんが、その当時はその気がなかったのですから致し方ありません。それも含めての自分です。「思考は現実化する」です(※)。

ただ、みなさんには私のようにふらふらして目的のない司法書士生活を送るよりは、方向性だけでも決めておいて頂いた方が良いと思います。
早い段階で目標が定まれば、学ぶ知識も身につける技術についても無駄はなくなると思います。

ところで勤務司法書士の道を選ぶ方にも、さらに、選択肢があります。


※ http://hap.air-nifty.com/phytoncid/2022/05/post-dae3dd.html

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