失敗論
(昨日の社内発信「福田龍介のよしなしごと」より)
今朝は、昨日の日本経済新聞朝刊(28頁文化面)に沢木耕太郎さんが書かれていたコラムから。
このコラムの終盤で沢木さんは「私がもったいないと思うのは、失敗が許される機会に、失敗をする経験を逃してしまうことなのだ。」と仰っています。
ここで沢木さんが仰っている「失敗がゆるされる機会」とは、ちょっとした個人的な旅行のようなことを指しています。
そういう機会でも最近の若者は失敗を恐れて、ネットで検索して正解を見つけてから行動すると言います。
私自身も例えば「飲み屋」の開拓は「足」で行って来ましたが(神楽坂が私の「本拠地」になったのもそうしてです)が、最近は自分もネット情報を利用することも増えたことに改めて気づかされました。
沢木さんはこう続けます「人は、失敗することで、大切なことを学ぶことができる。失敗に慣れておくこともできるし、失敗した後にどう気持を立て直すかの術を体得できたりもする。」
先月の朝礼で私がお話しした「ミスが人生にもたらす意味」とも共通するものがあると感じて、ご紹介しました。
ところでコロナ以来私は原則禁酒しており、もちろん飲み屋さんの開拓どころか飲みにいくこともありませんので念のため。
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