理念ブレスト 1 B2Cモデル
「教科書」「基本理念」の見直しに関しては3回に分けて全社員を対象に意見を募った。
いわば「理念ブレスト」だ。
まだブレストには慣れない社員が多く、突拍子もない意見は出てこなかったが、ブレストの目的の一つであるとにかく沢山の意見を出す、という点はほぼ達成できたのではないか。
最も多くの意見が出たのが、B2Cビジネスモデルについてだ。現在弊法人はほぼ100%B2Bモデルであるため、メンバーはB2Cモデルについての関心が高い様だ。次の様なものだ。
「B2Cに参入するのであれば具体的な戦略が立っていないではないか。」
「いやノウハウはあるからすぐにでも実行には移せる。」
「全国展開についても同様だ。」
「逆にB2Bを極めるのもひとつのやり方だ。」
「Cの情報(川上)を握る様な形を他社に作られたときに、B2Bに特化すると一網打尽にされてしまう危険がある。」
「B2Cのチャネルとしての信託業務や複数士業、相続手続支援はどうか。」
「いやいやB2Cはこちらからガンガン電話して仕事を頂くというイメージだ。」
「Cからの依頼を受けるには人が圧倒的に足りないと思う。お客様対応部門必要。」
「B2Bは定型的、B2Cは種々雑多、それをまとめて行く人財が必要。」
「法務局のそばにいて、というのが昔は多かった。今は金融機関の紹介等。その中でどうやって個人の方にフクダリーガルを見つけてもらうのか。」
「下請けでなく、不動産会社を持つ、ワンストップの体制を作るなどから。」
「老人ホーム、葬儀社などにダイレクトメールを送るなどすそ野を広げないと、いつまでたっても『登記のプロ』だけで終わってしまう。」
「具体的に何ができるのか。登記が専門、業際問題もある」
「何を聞かれても答えられるわけではない」
「相続登記だけでなく、それ以外の相談も増えて来ると思うがそれに対処できるのか」
「B2Cに特化すると取りこぼしがない。比較サイトで自分で決められる時代だからそれに対応して行かないと取りこぼしてしまう。」
「自分はB2Cやりたい。遺言信託・相続などの相談も受けられる様に税金面の知識をもう少し付ける必要はあるが。セミナー(金融機関)なども。」
「お客様からは当然税務上のご質問があるし税理士が中にいれば良いのにというご要望もある。」
「直近相続の確認の依頼がよくあるが、相続登記から出来ると良いといつも思う。」
「クライアントに何を求めるかを聞くと物件の紹介と言われる。相続や後見からも紹介が生まれる(だからB2Cやるべき)」
「売主が契約後決済前に亡くなって、複雑な案件だったが、とても頼もしいと言われた。幅広くサポートできる事務所になって行きたい。」
・・・・現場からの切実かつ生々しい意見もあれば、他の業界からの転職組からの全く違う視点からの意見もあり実に参考になった。
つづく
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