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2017年3月12日 (日)

挨拶に込めたメッセージ 中

おはよう、こんにちは、行ってきます、行ってらっしゃい、ただいま、おかえり、さようなら・・・。

これら全ての挨拶に共通して込められたメッセージとは何だろうか。

それは、「無関心ではない」という事だ。私はあなたに無関心ではありませんよ。あなたは私に無関心でいないでくださいね・・・・。

人が人から無関心でいられる(と思う)のは寂しいことだ。特に、自分が関心を持っている、乃至何らかの関係性のある相手から無関心でいられると強い疎外感を覚える。
その疎外感は当然だが関係性が強くなればなるほど(強いと思えば思う程)強くなる。

だから、声をかける。
朝、会ったら(私は貴方に関心がありますよ。)(あなたも私に関心を持ってくださいね)というメッセージを込めて「おはよう!」と声を掛けるのだ。こんにちは、おつかれさま、さようなら・・・。皆同じだ。勿論前回書いたように、その他にも込めたいメッセージは沢山あるのだろうが、どんな挨拶にも共通しているのがこの「無関心ではない」という事なのだ。

だから、ある人を決定的に寂しがらせる様な仕打ちをしないために、だれかを不幸な気持ちに追いやらないために、挨拶することが重要なのだ。

ちろん「挨拶の条件」を守らない形だけの、通り一遍の挨拶をしてもこの気持ちは伝わらない。

そっぽを向いて「いらっしゃいませー」という小売店の店員は顧客に関心がないのだ。

つづく

このシリーズの第1回は→こちら
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