報告のできない男②・・5W1H
駅のホームの行列で、前の人との間をなぜか詰めないヒト達にイラつくヤキソバオヤジです(笑)
(前回の続き)
「報告」で5W1Hを意識することの重要性。
「5W1H」は「一番大事な事を先ず書く」という、新聞等の記事を書く際の基本的な原則とされている。
もちろん新聞記事や報告書に限ったことではなく、コミュニケーションやものの考え方の様々な局面に応用可能な、極めて有益な原則である。
まず主語(Who)と述語(What)を明確にする。特に主語。これが出来ていない人は意外と多い。
主語述語は、自分が理解できているが故に第三者への報告でおろそかになることが往々にしてあり、そのような報告は受ける側にとって非常にわかりにくいものとなる。
次に他の3W1H(When,Where,Why,How)が盛り込まれているかどうかを考えてみる。
特に物事の理解に深みを与えるWhy。
実はこれが分かっているかどうかでその人がより高みへ行けるかどうかが決まる。
思考習慣としても常に何故、何故と考える癖がないと良い法律家、良いアドバイザー、良いコンサルタントにはなれない。
以上の「3W」が最も中核的な要素であろう。
次にWhen。
これは報告書に限らず色々なところでおろそかになっているのが目につく。
ビジネスレターであれば発信年月日を書かない例は殆ど見かけない。
しかし、それ以外の資料文書などだと作成年月日を記載していないものもすくなくない。
店舗や役所などの「張り紙」(告知文)等には日付の入っていないもの(そのくせ「今月から」「本年から」と言った記載がされていたりする)はきわめて多い。
そして受け取った名刺。伝言メモ。
年月日が記載されていないと情報の価値が半減どころか無価値になってしまう場合も少なくない。
次はWhere。どこでという場所的な要素というよりは所与の条件と考えるべきであろう。
ある事象がある結果をもたらすためにはその前提となる条件が必ず存在する。その条件の有無によって結果が異なってくる事が多く、その意味でこのWhereも重要である。
そしてHow。これも同じように考えるべきではないだろうか。
どの様にというのはやはり条件と考えるべきである。Whereとの違いは次の様に考えることができる。
Whereは与えられた外部的な要因であるが、Howは与えられるのではなく自ら与える(作り出す)主観的な要因の事である。
以上、ヤキソバオヤジ流5W1Hの解釈である。
「新・中間省略登記が図解で分かる本」は一昨年四月刊行以来アマゾン上位を維持しています。皆さま有難うございます。第4刷は3月2日刊行が決まりました。もう少々お待ちください。
新・中間省略登記 のフクダリーガルコントラクツ&サービシス 代表司法書士福田龍介
| 固定リンク | 0
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント