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2011年2月28日 (月)

求む即戦力!

二日連続でブログを更新しようとしている自分に驚いているヤキソバオヤジです(笑)

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今日は人材(人財)の話。

司法書士会求人

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久しぶりの更新で、アクセス解析も久しぶりに見てみた。

どんなキーワードで検索されるているかのリストの中に「司法書士 中途採用」というのがあったのでおお!と思い(弊事務所も現在採用活動を活発化している)、この言葉からヒットしたページを見てみた。

司法書士経営研究会と司法書士課OB会そして神楽坂」(長い!)。2006年10月の記事だった。

4年以上前のものだが、今と変わらない悩みが綴られている。少し引用してみよう。

(人材に関する司法書士事務所共通の課題として)「経験ある資格者の公募が難しい事(主に紹介に頼っている)、資格者の定着をどうするか(資格者は独立を目指すのが基本)の二点が上げられました。
これに対する対策としては、経験者を中途採用する事よりも、育てる事を考えるべきである。これによって事務所の理念に対する理解も深まり、定着率も高まっていくであろうと言うものでした。
さらに言うなら、資格者も二種類に分けられるのではないか。事務所の理念に共鳴し、供に事務所を発展させて行こうという、事務所の基幹になる者と、それ以外の者。
オヤジとしてはその様な分化は避けたいのですが、これは現実的には致し方ない所なのか?」

私自身の考え方は今よりもさらに未熟でお恥ずかしい限りだが、当時の課題が今も解決されていない事も否めない。

現在長期経営計画の策定中だが、成長戦略の中では「育てる」部分と「中途採用による即戦力人材の獲得」の双方が必要である。

また短期的な問題としても独立や退職で欠員が生じ、その後任として同等の力(経験)のある司法書士を採用する事の必要性は現在依然として高い。

4年前のブログでも書いている様に、「事務所の理念に共鳴し、共に事務所を発展させて行こうという、事務所の基幹になる」方に来て頂くのが理想ではある。

しかし、既に他の事務所で経験を積み、それぞれの職業観・人生観を身に付けている人にそれを求めるのは難しいだろうしその必要もないのではないか。

100%同じ価値観を持った人達だけを求めるというのはそもそも不可能だし、理念を共有するというのは4年前のブログでも書いている様に「育てる」という文脈の中で語られるべきことなのではないか。

これに関してはまだまだ語りたい(というか最近また一つ学んだ)ところでもあるが、今日はこのくらいにしておこう。

何はともあれ現在「即戦力」の人材も必要なのは事実なのである。

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2011年2月27日 (日)

「先生」有用論

一年で一番不幸な気持ちになる季節を迎えた(私だけではないですが)ヤキソバオヤジです(笑)

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「先生禁止」(2010/5/28 ~ 7/15 )には賛同の声が多かったが、反論も寄せられた。

反論と言っても私の論拠に全面的に反対するというものではなく「先生」には効用もあるのではないかという意見だ。

この意見を寄せて下さったのは私の同業(司法書士)で、東京の府中市に事務所を構えるUさん(このブログへの掲載許可をまだ頂いていないのでイニシャルにしておくが、先日私が東京司法書士会の研修講師を務めさせて頂いた際に大変お世話になった方だ)。

Uさんからはこんなメールを頂いた。

> 個人的に『先生禁止』大筋同感です。
> 呼ぶのも呼ばれるのも違和感を感じる場面は多いで
> すね。
> だいぶ前の決済で、売主が歯科医、買主が大学教授
> のことがあり、仲介業者が私を『先生』と呼んだときに
> 全員で返事をしたという、笑いたいのに笑えない場面
> がありました。
>
> ただ、『先生必要論』にもうなづかされるところもあり
> ます。これを主張するのは、長年お付き合いのある
> 仲介業者の方なのですが、彼が言うには、不動産売
> 買の決済の場面などでは、当事者や仲介業者とは別
> の次元の神様的な視点があるほうが、取引がスムー
> ズにすすみ、直接その取引とは関係のないどうでもい
> いことでこじれることがないとのこと。だから普段は呼
> び捨てする相手でも客の前ではゼッタイに『先生』が
> 必要だそうです。

※ここで「決済」と言っているのは私達の業界用語で、不動産売買の最終段階(代金の支払いと不動産の引き渡し)の事を意味する。

これに対する私の返信は下記のとおり。

> 「先生必要論」、私も全く異論はございません。
>
> 決済の様なセレモニー性の強い場で「先生」を上手く使うという
> のは私にも十分理解できます。
> これは、「部長」「課長」などの肩書でも同じで、私もそれらの肩
> 書のある方を日頃は「さん」付で呼んでいても、彼らの部下の
> 前では敢えて「部長」「課長」と肩書を付けて呼ぶことがあります
> (但し「○○部長」と名前は必ず付けますが)。
>
> それと以前私のところの若手司法書士が、「だれそれは私の事を決
> 済の時は「先生」と呼んでくれる。自分の事を思ってくれている」
> などと大きな心得違いをしていたので、それはあなたのためではな
> くて自分のためなんだよと諭した事があります(笑)。
>
> また、私自身これまで「先生」と呼んできた先輩達に対しては、な
> かなか「はい、今日から「さん」付け」という訳には行きません。

ここで「先生禁止論」、少々整理してみよう。

1 私は他人が私の事を「先生」「福田先生」と呼ぶことをやめてもらう様にお願いすることにした。

2 私自身が他人を「〇〇先生」と呼ぶこともやめた。

3 但し、ことさらに自分が他人を「〇〇先生」と呼ぶ場合はある。

4 従って同じ意味でなら他人が自分を「福田先生」と呼ぶことも拒絶することはしない。

なぜお断りするのか、なぜ許容できる場合があるのかはこれまで縷々書いてきたとおりである。

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2011年2月14日 (月)

お久しぶりです。

あまりにも長く更新していなかったので、ログインの仕方を忘れそうになったヤキソバオヤジです決してトシのせいでなく(笑)

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多少更新をさぼっていたくらいの認識しかなかったが、気が付いたら半年以上経っていて冒頭の様な有様になってしまった。

さぼっていた間にまた少しは成長したかもしれない。

以前の記事(「先生禁止の意義」とか)を読み返すと、なんと傲岸な書き方をしていることか。

「我以外みな我が師」などとわかった風なことを書いていたが、実は全くわかっていなかった(という事がわかった)。

半年の間に起こったことや学んだ事を含め、またこれから書いて行こうと思う(「先生禁止」の続きも)。

明日は三重県の宅建協会で講演。

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新・中間省略登記フクダリーガルコントラクツ&サービシス 代表司法書士福田龍介

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