先生禁止の意義③
電車でもホームでも所構わず「お店」を広げる若者(馬鹿者)のために常に日本経済新聞を携行しているヤキソバオヤジです(笑)
さて、前回「先生」禁止の意義の一つに「劣等感」という名の「距離感」をなくす意味があると書いた。
そして、「劣等感」の対立概念は言うまでもなく「優越感」である。
つまり「先生」は呼ばれる側に「優越感」を抱かせる目的で使われることも多い。もちろんその場合呼ぶ側には「先生」に対する尊敬の念などはない。むしろ軽蔑している。
内心で軽蔑しながら、言葉面だけ「尊敬の念」を表現してみせる。その目的は様々だが、何と卑しい心根か。
勿論「先生」と呼ばれて喜ぶ側も喜ぶ側だ。そういう「形式」にしか自分の「価値」のよすがとなるものを見出すことが出来ないわけである。自分の「実質」に自信がないのだ。
ところでこれを「距離間」というキーワードに引きつけて説明するとすると、「先生」と呼ぶ側がことさらに呼ばれる側との距離感を作り出そうとしているということになる。
これを「禁止」したいという思いは当然理解して頂けるであろう。
さて、4つ目の意義「縄張り意識」、そして5つ目(実はこれが最大かもしれない)はまた次回以降に。
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