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2010年6月23日 (水)

「先生」禁止の意義②

待合い室で自分の名を呼ばれても返事をしない人が大嫌いなヤキソバオヤジです(笑) 

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さて、前回と前々回で「先生」禁止について書いた。

その意義は、一つには「距離間」をなくすことにあると前回述べたが、そこでいう距離感とは「意思疎通における距離感」の事であった。

二つ目は別の意味での距離感である。「劣等感」と言い換える事ができる。

元々「先生」という敬称には、相手方に自分より優れている点を認めそれに対する尊敬の念を表すという意味がある。それ自体悪いことではない。謙虚さは我が国では美徳とされている。「我以外皆我が師」と言ったのは吉川英治だが、全ての人たちから学ぼうとする姿勢自体は悪いものではない。

しかし必要以上にそれを意識しすぎるのもどうか。

優れているところは優れていると認めた上で、自分もそれに近づこうと努力する、あるいは相手よりも自分が優れている点を探そうとすることこそ大事なのではないか。

そういうものの考え方が出来ないと人は成長しないし、世界を広げることもできないと思う。

「先生」という呼称は劣等感を固定化し、自分を成長させるための障害になると思う。

「先生、先生」と言っていたのでは永遠に「先生」を追い越すどころか追いつくことすらできないだろう。

そして三つ目の意義は「縄張り意識」の打破である。これについては次回。

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