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2010年6月23日 (水)

「先生」禁止の意義②

待合い室で自分の名を呼ばれても返事をしない人が大嫌いなヤキソバオヤジです(笑) 

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さて、前回と前々回で「先生」禁止について書いた。

その意義は、一つには「距離間」をなくすことにあると前回述べたが、そこでいう距離感とは「意思疎通における距離感」の事であった。

二つ目は別の意味での距離感である。「劣等感」と言い換える事ができる。

元々「先生」という敬称には、相手方に自分より優れている点を認めそれに対する尊敬の念を表すという意味がある。それ自体悪いことではない。謙虚さは我が国では美徳とされている。「我以外皆我が師」と言ったのは吉川英治だが、全ての人たちから学ぼうとする姿勢自体は悪いものではない。

しかし必要以上にそれを意識しすぎるのもどうか。

優れているところは優れていると認めた上で、自分もそれに近づこうと努力する、あるいは相手よりも自分が優れている点を探そうとすることこそ大事なのではないか。

そういうものの考え方が出来ないと人は成長しないし、世界を広げることもできないと思う。

「先生」という呼称は劣等感を固定化し、自分を成長させるための障害になると思う。

「先生、先生」と言っていたのでは永遠に「先生」を追い越すどころか追いつくことすらできないだろう。

そして三つ目の意義は「縄張り意識」の打破である。これについては次回。

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2010年6月19日 (土)

「先生」禁止の意味

無灯火の自転車が大嫌いなヤキソバオヤジです(笑)
 

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前回、「先生呼ばわり」をやめたことを書いた。

今回はその意味について。

一つは「距離感」である。

「縦」と「横」の。

「縦」の距離感とは、例えば経営者と従業員、上司と部下、先輩と後輩、年長者と若年者、等々上下関係のある者同士の間の距離感である。

もちろんこの場合の「敬称」は「先生」だけでなく、「社長」「部長」「課長」「先輩」等々全て同じである。

「横」の距離感とはまさしく対等な立場にあるはずの同業者同士、例えば弁護士同士、税理士同士がお互いを「先生」と呼ぶ場合である。教師もそうだ。

「先生」(「社長」「先輩」)呼ばわりを止める事で明らかに距離感が縮まり親近感が増す。

「横」には同業者だけでなく、異業の場合も当然含まれる。弁護士が司法書士を先生と呼んだりその逆だったり。

この場合には「縄張り意識」や「劣等感」も垣間見える。

これが二つ目、三つ目の意味である。この点はまた次回。

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