本当に心を伝える-吉田拓郎の持つ言葉の凄さ
週末NHKで「吉田拓郎&かぐや姫Concert in つま恋2006」の生中継をやっていたので、最後の方だけ(吉田拓郎のステージ)でしたが、見ました。
アルフィーの坂崎さんが、「拓郎さんはステージに立つとホントに恰好いい。バラエティーに出ている時とは違う」と言っていましたが、ホントに恰好良かった。
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曲はもちろん良かったのですが、この日ヤキソバオヤジのココロを最も打ったのは、こんな一言でした。
コンサートも終盤に差し掛かり拓郎さんは、こんなに沢山の「おじさんおばさんが」来てくれて、スタッフの皆も頑張ってくれて・・・という事を語り始めました。
あぁ、そうだろうな、30年振りのつま恋で、何万人もの人が来てくれて、観客とスタッフに感謝の気持ちを表すのだろうな、と思いました。
「ありがとう」というのだろうな、と思いました。
ところが予想は完全に裏切られました。何と言ったと思いますか?
「良く来たね」、といったのです。
そして観客に向かって拍手をしたのです。
それも静かに。
この言葉だけ取り上げると全くニュアンスは伝わらない(むしろ傲岸に聞こえる?)かもしれませんが、ワタシにはこの言葉が深く胸に染みたのです。
それは、その言葉から、拓郎さんの観客に対する思い、歌い手と観客という関係を超えた、同じ時間・空間を共有する仲間とでもいうべき思いを抱いている事が、熱く伝わってきたからです。
「ありがとう」という言葉からは頭を垂れる姿しか思い浮かびませんが、「良く来たね」という言葉からは暖かく頭を撫で、頬をさすり、肩を抱き寄せ、背中を叩きあう、そんな姿が思い浮かびます。
凄い。つくづく吉田拓郎という人は凄い人だと思いました。
でもその昔、ラジオのDJで「やりてーよー」って叫んでたのも確か拓郎さんじゃなかったっけ?
今度カラオケで拓郎ナンバーでも歌ってみようかな。
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コメント
ほーほー、わかるなぁ。
>「良く来たね」という言葉からは暖かく頭を撫で、頬をさすり、肩を抱き寄せ、背中を叩きあう、そんな姿が思い浮かびます。
ここが、かっこいい!!
拓郎じゃなくて、ヤキソバさんの感性。
また、惚れちゃった!!
そこら辺の半端な女の子たち、ヤキソバおやじには、手を出すな!!
やけどするよ。
投稿: キュリアス | 2006年9月25日 (月) 07時35分
吉田拓郎のオールナイトニッポンも、南こうせつ(確か「高節」だったような・・・)のパックインミュージックも聞いていました。
懐かしいです。
当時はボブ・ディランを思わせる拓郎よりも叙情的なかぐや姫の方が好きでした。
23日は墓参りで見られなかったので、29日にBS2で放送する総集編を見たいと思います。
投稿: オールドW | 2006年9月25日 (月) 11時07分
拓郎♪放送やってたんですね。知らなかった。
普通の新聞はテレビ欄は最終ページにあるのに
日経のテレビ欄ってそうじゃないので
見逃すことが多いんですよね(泣)
今朝のめざましテレビでさわりをみました。
総集編があるみたいなので観たいですっ!!
投稿: オカピー | 2006年9月25日 (月) 20時09分
自分はカーラジオで生放送を
聞こうと思ったのですが・・・。
当日は残念ながら車が使えず・・・。
無念なり。
あ。ちなみに。俺に触れても火傷するので、
みなさま、どうぞお気をつけ下さいませ(笑)
投稿: 石塚 雄一 | 2006年9月25日 (月) 22時22分
キュリさん、ありがとう。
でもそんなに凄まなくてもだいじょーぶだよー。
投稿: ヤキソバオヤジ | 2006年9月26日 (火) 13時55分
オールドWさん
オカピーさん
石塚さん
ぜしぜし総集編をごらんあれ。
投稿: ヤキソバオヤジ | 2006年9月26日 (火) 14時00分
恐ろしく遅いコメントですません。
自分は吉田拓郎の「みんなよく来たね」でグッときて涙腺やばくなります・・ヤキソバオヤジさんの言われることよくわかりますです。
投稿: たんくろう | 2006年11月22日 (水) 17時00分