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2006年8月 2日 (水)

法的思考とは最もシンプルな思考である~不動産登記法をめぐって

Dscf0009_1  先日(7月18日)不動産で、不動産登記法実務つい勉強会の講師を勤めさせて頂きました。

きっかけは、不動産取引の現場から、

分りにくいので説明して欲しい

という声が上がったことです。

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実際に法務局から交付されている書類の見本を豊富に使って、極めて実務的な説明をさせて頂きました。

Dscf0004 特に登記識別情報本人確認情報について。

質問も実務上の細かい質問がかなり出されるであろうと予想しておりました。

もちろんそういった質問は多かったのですが(権利書はなくなっちゃうのという初歩的な質問を含め)、最終的に最も強調された疑問点は、

何のために不動産登記法は改正されたの?

という極めてシンプルな、法的思考力に富んだ(?)ご質問でした

国民の利便のため、e-Japan構想の一環で、という説明もオンライン申請が浸透しておらず、現場での諸々の問題点の解決がされていない現段階では説得力なし。

そして、オンライン指定予定庁の指定取消という法務省告示(7月24日付官報)・・・。

今後も勉強会やセミナーを予定していますが、同じような質問が増えそうです。

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