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2006年8月18日 (金)

ビジネスマナー、形から入ってタマシイを入れよう

今日はなぜか気合の入り具合が今一。

運勢(統計学的占いのO先生に以前観て頂いた)チェックしたところ、吉でも凶でもない。

こういうとき(こういうときでなくても?)は無理しないのが身上(?)

で、今日は難解でない話題、ということで、ビジネスマナーについて。

電話応対のお話をします。

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ウチの事務所ではかなり細かいルールを定めています。

サービス業としては当たり前の事ばかりですが、

それでもフクダリーガルは電話応対が良い

という評価を頂いております。

ウチの電話ルールは、基本的にヤキソバオヤジが

他所で「良くない」「感じ悪い」と思った応対の逆

を定めただけです。

例えば、普通最初に「○○さんいらっしゃいますか」と尋ねますが、

それに対して「外出中ですが」で終わってしまう応対。

これは「いないのに電話をしてもらって迷惑だ、

いないんだから早く電話を切れ」と言われているのと同じです。

問題外ですが、こういう対応って意外と多いのです。

ウチでは「申し訳ございません、生憎○○は外出中でございまして、××時に帰社予定でございますが、他の者で対応可能な事でしたら承らさせて頂きます。あるいは連絡をとりまして○○から折り返しお電話させて頂きます」と答える決まりになっています。

反対に、他所で「感じ良い」「感謝の気持ちが伝わってくる」と思えたもの(少ないですが)もルールには加えています。

例えば、電話を終わるときに「有難うございます」「お電話有難うございました」という一言を付け加える事(まだまだ徹底していませんが)。

「失礼いたします」でも問題は無いのでしょうが、「有難うございます」の方が断然良いと思いませんか?(「××が承りました」とお伝えするのは当然)

「有難うございます」で思い出しましたが、書店やちょっとした小売店で、何も買わずに出て行く人には無言の店って、結構多いですよね。

もちろん何も買わなくても「有難うございます」と言ってくれるところも(少ないですが)ありますが。

これも、買わない客はお客様ではない、と言っているのと同じです。

来店して頂いて有難い、商品を検討していただいて有難い、という気持ちがあれば、何も買わないお客様に対してでも「有難うございました」という言葉が自然に出てくるはずです。

電話も同じで、電話をかけて頂いて有難い、電話を受けていただいて有難い、もっと言えばお客様とお話が出来て有難い、つまりお客様に対する感謝の気持ちがあれば、自然に有難うございますという言葉が出てくるはずです。

もっともこれはお客様に対してだけの事ではなく、同僚・上司・部下に対してでも同じですが(ですからホントは「お疲れ様」と言う見下した表現は問題)。

ウチの電話ルールでは、電話を取ったらまず「お電話有難うございます(朝11時までは「お早うございます」)フクダリーガル○○(自分の名前)でございます」とお答えする決まりになっています。

でもこれはコンビニ等の「いらっしゃいませこんにちはー」っていうのとおなじで(これについては以前の記事でも書きましたが)、決められているから言っているに過ぎません。

ですから「・・・有難うございます」という感謝の気持ちも、「・・でございます」という丁寧な(お客様を尊重した、あるいはへりくだった)言い方も、そう決められていないと出来ない者もいます。

もちろん形から入るという事も大事(形に心が伴ってくる)ですから、この「ルール」も決めて、徹底するようにしており、それによってお客様からもそれなりに高い評価を頂いております。

そして、この「形」に心が伴って(魂が入って)来て、心から「有難うございます」「・・でございます」という言葉が出てくるようになれば本物です。

形に心が伴うというのは、決められているからやるのではなく、なぜそう決められているかを理解するということです(つまり「法的思考」ですな)。

それがわかっていなければ、決められている事以外の事には対応できなくなってしまうのです(「指示待ち人間」)。

ところで、事務所の「電話ルール」を見直してみました。丁度2年前に作ったものです。

その後追加・変更も何回かありましたが、今見直してみると、あまり良くない表現もありました。

例えば「何々させて頂いて(何々して頂いて)よろしいでしょうか」。

相手に判断させるというのは出来るだけ避けたほうが良いのです。

丁寧なようで実は失礼です。

例えば「お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか」

これは「お名前をお伺い致します」、でよいと思います。

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法的思考シリーズ

※会社法の事ならフクダリーガルウイキ支店

※ウチの事務所=フクダリーガルトラクツ&サービシス

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コメント

電話の応対。

男性、特に年齢が高くなる人ほどダメですね。

そして「先生稼業」にどっぷりつかっていた人ほどなっておりません。

そんな中、福田先生が、このような方針で取り組まれているのは「我が意を得たり」で胸がすくような気持ちになりました。

投稿: kimutax@税金まにあ | 2006年8月20日 (日) 21時43分

ブログへのコメントありがとうございます。先生の事務所の電話の取り方、早速今日より私の事務所でも真似させていただきました。

今後とも勉強させてもらいます。

投稿: 金子英之 | 2006年8月21日 (月) 22時16分

kimutax様、ブログをご覧頂いて光栄です。
しかもお褒めの言葉まで。

実は最初の下書きはもっとドラスティックな表現をしていたんですが、だいぶ角を落とした表現になりました。

投稿: ヤキソバオヤジ | 2006年8月22日 (火) 12時58分

金子先生、コメント有難うございます。
真似て頂けるとはお恥ずかしい限りです。
うちもまだまだなのでもっと良くしていきたいと思っております。

投稿: ヤキソバオヤジ | 2006年8月22日 (火) 13時05分

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