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2006年6月 7日 (水)

交渉力がありますか?  法的思考のできる奴が仕事の出来る奴 その28

昨日はヤキソバオヤジの出身高校、福島県立磐城高等学校の在京同窓会幹事会「青年部会」でした(オヤジ青年かよというツッコミは覚悟しております)。渋谷(先輩の経営する会社の会議室)でミーティングの後、懇親会。渋谷で飲んだ後はのあとは六本木だったのですが結局その後先輩1名、後輩1名を神楽坂へ拉致。スミマセンでしたH先輩、Nさん。いかがでしたか。

そして神楽坂Hでは不動産起業塾の塾生Aに遭遇。すっかり三期の分科会会場となった感のある「H」ですが、A氏は単独個人授業を受けに行っていたようです。

060606_004 それにしても二件目六本木の「アミューズメントレストラン」。美しい「オネエサマ」方(声は野太いデスが)が乱舞。後輩のYさん(オヤジと同業)が御執心で、是非に、と連れて行かれたのですが、いやー本当に美しい。ハマルのもわかります。写真は彼女(彼?)の「手」。

さて、先日不動産フォーラムで、証券化支援業務のプレゼンをしたところ、あるAM会社様からお問い合わせを頂いたというご報告を致しましたが、昨日打合せにお伺いして参りました。そのお話の中から拾ったネタです。

証券化の仕事(アクイジション・クロージング業務)の中に各種契約書等の調整という仕事があります。これはもちろん事後の紛争を防止するために取り決めをしておく、というのが主たる目的なのですが、ここで重要なのが相手方との折衝能力です。つまり、自社サイドに不利な条項(法的なものだけでなく、経済的なものも)が規定されている場合に、相手方と交渉して、それを自社サイドに有利なように(少なくとも不利にならないように)修正してもらうことが出来なければなりません。

ここでやはり必要なのが(広義の)「法的思考力」なのです。つまり、自分がやることの目的を理解するということです。自分が何のために(誰のために)契約書の調整をしているのかがわかっていなければ、それが自社にとって有利なのか不利なのかすらわかりませんし、まして、相手方に文言を修正するよう交渉する事など思いもよらないことでしょう。でもこれが出来なければ、「仕事」をした事にはなりません。

これは当たり前のようですが、以外と難しいことかもしれません。証券化の仕事に限らず、目の前の問題点にだけ気を奪われて自分のやっている仕事の「意味」を見失ってしまうというのはありがちなことです。

まして膨大な量の契約書のレビューとなればなおさらです。でも、それでは雛形を引き写しているのとなんら違いはないことになってしまいますよね。

⇒「法的思考シリーズ」の第1回目の前回の記事

⇒「ライブドアシリーズ」の第1回目の、前回の記事

⇒「会社法よくある質問」シリーズの第1回目の記事、前回の記事

⇒「プチ信託登記入門」シリーズの第1回目の

⇒このブログのトッ

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