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2006年5月21日 (日)

「リーガルセミナー」でスタートしたいこと

昨日のリーガルセミナのお話をもう少し。

こういったビジネスセミナーやコーチングというのは、管理職クラス、一般社員クラスといったクラス別に分けてやることが通常だと思います。しかし今回は管理職からアシスタントまで(と言っても20名強しかおりませんが)の全員を対象にして行っていただきました。先生方はさぞややりづらかったのではないかと思います。

しかし、事務所のコンセプトとして「超一流」あるいは「NO1を目指すという考え方を共有し、NO1」とは何かを自分たちなりに考える(本当はワタシの考え方と一致して欲しいですが)ための第一歩としては、全員で行うという事は大変有意義であったのではないかと思います。

そして、昨日のセミナーで考えたことや身に付けたことが月曜日から実践できるようになれば理想的なのですが、一日のセミナーだけで100%理想が達成できるとは考えていません。少しずつ変わっていけばいいかなと考えています。

そして、一番変わって欲しいと考えているのは、意識の持ち方です。

事務所の共通コンセプト(にしたい)である「NO1」ということを、自分で考えたことにより、それが、日常の仕事に反映されてくるということです。仕事のやり方が、そのコンセプトに合ったものなのかを考え、そのコンセプトに向かった改善提案や提言、発言が主体的になされるようになる、ということです。

全ての行動規範がそのコンセプトに基づいたものになるという事です。

これまでは、例えばワタシが提供するサービスの内容として具体的に指示をすると、「そこまで必要ですか」という反論が返ってくることがありました。

また、組織改革などは「上から押し付けられたもの」で「現場の声を聞いてくれていない」という批判がされることもありました。

「そこまで必要?」というのは、業務負担など、色々「合理的」な理由に基づいてのものなのですし、組織改革批判も文字通り「現場の声」なのでしょう。

しかし、これからはこういった反論や批判が、このコンセプトを実現しようという共通認識のもとで出てくるという事を望みたいのです。

つまり、前者の例では、事務所のコンセプトを実現するためには「そこまでのサービス」が必要だが業務負担が重くなりすぎる、だから(そこまで不要と考えるのではなく)業務負担を重くしないような方法(業務の合理化や人員の増強等)も併せて考える必要がある、といった積極的な提案につながるという事です。

後者の場合なら、コンセプトを実現するために必要な組織形態はこういうものだ、という形での前向きな提案が出るようになる、という事です。

⇒「ライブドアシリーズ」の第1回目の、前回の記事

⇒「法的思考シリーズ」の第1回目の

⇒「会社法よくある質問」シリーズの第1回目の記事、前回の記事

⇒「プチ信託登記入門」シリーズの第1回目の

⇒このブログのトッ

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