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2006年4月 8日 (土)

アクイジション・クロージング業務

昨日は事務所の歓送迎会。新人2名と司法書士受験準備のため休みに入る1名、そして某REITの組成・上場準備のため、ある企業に送り出す1名。会は例によって(?)大いに盛り上がり、閉店時間を大きくオーバーし終電の終わる時刻まで続きました。

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送り出す人間の中でもこの最後の「出向」者がやはり一番気になるところでした。彼もプレッシャーが強すぎたのか、少々飲みすぎたようでした。しかし、非常に高いポテンシャルを持った男ですから、きっとうまくいくと思っています。もっとも全く新しい取り組みですから100%うまくいかなくても仕方ないと思っていますが(それを知るだけでもでも大きな収穫です)。いつでも戻る場所はあるのですし。

ウチの事務所のビジネスモデル(?)として、今まで手がけたことの無い仕事でもどんどん受けて、勉強させてもらいながらノウハウやスキルを身に付けていくというところがあります。

今回もREITのための所謂「アクイジション・クロージング」と言われる業務で、デューデリジェンスから始まって目論見書対応、クロージングドキュメンテーション(現物・受益権の売買契約書、信託契約書、信託目録等々・・)まで広範な実務経験と知識が要求されるものですが、この全てに一人で対応できる人材は残念ながら弊事務所にもおりませんでした。

おそらくこの実体不動産取引の部分の知識経験と、高度な法的知識の双方を兼ね備えた人材と言うのは業界にもそんなに数が多くは無いのではないでしょうか。

先日新聞報道もされた、JPモルガン・チェース銀行、JPモルガン信託に対する金融庁の処分の対象となった案件は恐らくそういった人材不足にも一因があるのではないかと思われます。

ウチの事務所では今後こういった人材をどんどん育成し、証券化だけでなく不動産取引全般に渡っての実体取引及びリーガルの両面での支援をするビジネスを展開していくつもりです。

今回の弊事務所の動きに対して、大変勇気付けられるアドバイスを頂いた弁護士の「ROOT」先生、本当に有難うございました。これからもまた頼らせていただくことがあると思いますので、よろしくお願い致します。

写真は最近の「ジャケ買い」(CDじゃなくて本)の一冊、吉野万理子の「秋の大三角」。装丁と書名が一目で気に入り、衝動買いしました。今夜は久しぶりにゆっくりと読書でもしようかと思っています(衝動買いしても大体はしばらく飾っておくだけなので・・)。

⇒「プチ信託登記入門」第1回目の

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