法的思考のできる奴が仕事のできる奴 その25 仕事のできる奴はミスを恐れない
唐突ですが「法的思考シリーズ」の再開です。
このシリーズの「その16」、「その17」のテーマ、「ビジネス文書と法的思考」の中で、「お詫び」の文書というものに少し触れました。これは業務上、何らかのミスを犯してしまった場合に登場する文書です。
そこで今回はこの「ミス」のお話を。
もちろんミスはしないほうが良いのですが、人間のやることですから100%ミスをなくすという事は不可能です。また、必ずしも自社でコントロールできない範囲で生じたミスでも、自社が責任をかぶらなければならないという事も起こり得ます。
そして、ミス防止と同等あるいはそれ以上に重要と言っても良いのが、ミスが発生した後の対処です。
では、まずミス防止のための法的思考について。
「法的思考」の核は「なぜ」と考える思考習慣です。この場合の「なぜ」は同じミスを繰り返さないという方向で働かせます。あるミスが発生したとき、あるいは伝統的にミスが発生しやすい事柄について、なぜミスが発生したかを考えます。もっとも案外この原因究明というのは難しいかもしれません。原因がわかっているのであれば対処は出来ているはずだからです。
ミスが発生してしまった場合にはまずそれによって発生した不都合を取り除くことが当然必要ですが、それと併せて「謝罪」や「反省」といった情緒に訴えることも重要なのです。
続きます・・・・。
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