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2006年2月21日 (火)

法的思考のできる奴が仕事のできる奴 その5 問題解決能力1

今日あるコンサルタントの方と話をしたのですが、その中で昨日のたとえ話でテーマにしたのと似たような話(ブログを持つ目的)を聞くことができました。

彼は私とは違いブログはもちろん、ホームページも持っていないそうです。いわく、これ以上仕事を増やす必要はないし、逆に見ず知らずの人からの不正なアクセスなどがあったら困るから・・。かれの仕事は全て口コミで成立しているそうです。コンサルタントと言っても様々な情報を集めて来て必要としている人に提供してフィーを稼ぐというビジネスモデルです。情報を集めるのも、売るのも、色々なつきあいのある方たち(彼を良く知っていて評価してくれている人達)が相手ですから、ネットで情報の売り手や買い手を集める必要はなく、むしろ弊害のほうが怖いというのです。

なるほど、と納得しながらも(今のところ)私の方は断る程沢山の仕事がある訳ではないし、そもそも「サービス業」でありビジネスモデルが違いますし、多くのスタッフの自己実現の場としての意味もあるし、やはりウエブサイト(ブログやウィキ、そしてホームページ)は必要だよなーと思いつつも、たった一人でビジネスを展開している同い年の彼の姿を見ながら、俺もビジネスモデル考え直したほうが良いかなー、などと考えてしまうのでした。

・・・・さて、余談はさておき昨日の続きです。

法的思考の三番目の機能として問題解決機能というものがあるというお話をしました。

例えばこうです。

またまたM君登場です。子供さんは順調に成長し、幼稚園に通うようになりました。活発な子供で、自転車の乗り方を教えてくれとせがまれました。M君張り切ってある土曜日に公園に連れて行き、朝から特訓を始めました。自転車にまたがせて後ろか荷台の所を支えてやり、勢いをつけて押し、手を離す、というオーソドックスなやり方です。これを何度も繰り返しますが、なかなか思うようにいきません。1~2m進むと倒れてしまうのです。

M君も子供も真剣に一生懸命練習を繰り返しますが、昼の休憩を挟んで、とうとう夕方になっても一人で乗れるようにはなりません。M君も子供も疲れ果て、困り果ててしまいました。どうすれば良いのでしょうか。

ここで「法的思考」を働かせて見ましょう。自転車に乗るとはどういう事なのか考えてみるのです。「自転車操縦」はそもそもどんな要素から構成されているのでしょうか。それはこんな要素から成り立っています・・・・・①サドルにまたがる。②地面をけって前に進む。③倒れないようにバランスをとる。④前進しスピードを上げるためにペダルをこぐ。⑤ハンドルを支える⑥曲がるためにハンドルをその方向に向ける。⑦止まりたいときはブレーキをかける。

そうか、とM君は膝を叩きました。M君子供を公園に置いたままやおら家にとって返すとレンチをもって戻ってきました。いったい何を始めようというのでしょう。

この続きはまた明日・・・・・。

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⇒法的思考シリーズ次回の記事(その6「問題解決能力2」

⇒このシリーズの最初

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